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少年野球 2019年4月の話題

全日本・関東学童軟式野球大会 柏市予選 

全日本・関東学童軟式野球

全日本・関東学童軟式野球 東葛・柏代表決まる
豊上 完封で栄冠 2度目の全国へ一歩

▽決 勝

豊上ジュニアーズ0-0-0-1-2-0-03
四小地区少年野球クラブ0-0-0-0-0-0-00



 全日本・関東学童軟式野球大会の柏市予選は3月24日、同市の柏ビレッジで決勝があった。豊上ジュニアーズが四小地区少年野球クラブを3-0で破り、3年ぶり4度目の優勝を果たした。豊上は5月26日から始まる全日本学童県予選、四小は6月22日からの関東学童県大会にそれぞれ柏市代表として出場する。
 締まった接戦を豊上が制した。四回2死二塁から5番荒井優聖君のレフト越え三塁打で先制すると、五回には坂本幹太君のスクイズとワイルドピッチで加点。投げては前田敬悟君から金子昴永君への継投で、強打の四小を完封した。
 殊勲打の荒井君は右投げ左打ち。5年生ながら中軸にすわる。四小の左腕エース、入江雄大君の3球目を左へ打ち返した。「外角の球を踏み込んでフルスイングできました。会心の当たりでした」。笑顔で振り返った。
 両チームは、昨年7月の関東学童秋季大会(日本ハム旗)柏市予選の決勝で対戦。四小が5点ビハインドの五回裏に一挙6点を挙げ、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。四小は勢いに乗り、県大会で準優勝している。
 この敗戦が、豊上の糧になっている。不本意な投球だった前田君は、雪辱を誓ってマウンドに立った。4回3分の1を投げて被安打1、四死球0。力のある球を投げ込むたびに、捕手の森岡大和君のミットから小気味いい音が響いた。「これまでで最高のピッチングができました。四小さんの思いも込めて全国を目指します」。悔しさが投球技術だけでなく、心もぐんと成長させた。
 豊上は3年前のチームが全国大会に駒を進め、初出場ながらベスト16に入った。高野範哉監督が再び指揮を執る。「負けてはいけないというプレッシャーは大きい」としながらも、「3年前のチームより実力は上と思っている。勝ちにいきます」と自分に言い聞かせるように宣言した。

第10回東葛地域少年野球選手権大会 

第10回東葛地域少年野球選手権大会

常盤平 悲願の初V
準優勝野菊野は2度目

▽決 勝

野菊野ファイターズ0-0-3-03
常盤平ボーイズ6-3-0-09


 第10回東葛地域少年野球選手権大会は3月21日、野田市総合公園野球場で決勝があった。常盤平ボーイズが野菊野ファイターズとの松戸対決に9-3で快勝し、初優勝を果たした。両チームは、全日本学童県予選に東葛地域代表として出場する。3位の東深井ボーイズ(流山市)は、関東学童県大会の出場権を獲得した。
 常盤平は一回、ワイルドピッチと押し出しの四球で2点を先取し、なおも無死満塁の好機。打席に立った雄谷楓君は「少しドキドキしたけど、みんなの期待に応えたい」と思った。
 5球目。「外角の球を強引に引っ張った」打球がレフトの頭上を越えた。ランニング本塁打となり、この回大量6点。雄谷君は二回にもタイムリー二塁打を放ち、5打点の活躍だった。
 雄谷君が打のヒーローなら、守りのそれは松元幹太君だ。好投していたエース青山竜太君が三回に3点を失い、なおも2死一、二塁で、センターを襲ったライナー性の飛球を背走して好捕。野菊野に傾きかけた流れを引き戻した。
 これまでに2度、決勝に進みながら優勝を逃してきた常盤平が、ついに頂点に立った。銭谷直樹監督は言う。「バントやスクイズを絡めた緻密な野球、中学生を通り越して高校生みたいな野球を目指してきた。大ざっぱな野球は嫌い。理想のチームをつくることができました」
 銭谷監督は強い覚悟で今大会に挑んだ。「この子たちを送り出したら、監督を辞める」と決めているからだ。全国へとつながる県予選に向け、「指導者として10年。集大成にしたい。これまでやってきた野球ができれば、上(全国大会)まで行けると思いますよ」と力を込めた。
 野菊野は第7回大会の優勝チーム。3年ぶり2度目の県予選となる。石附敏之監督は「県大会出場を決めたことで子どもたちが満足してしまった。気を引き締めて一からチームをつくり直したい」と語った。

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