柏レイソル「われら太陽王」
柏レイソル「われら太陽王」
J1復帰を誓う
レイソル始動
柏レイソルの新体制発表会が1月15日、柏市民文化会館で行われ、約1200人のサポーターが集まり、新首脳陣・加入選手が紹介された。
冒頭、瀧川龍一郎社長が「昨シーズンは、悔しい思いをさせてしまったことを深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」と謝罪し、「必ず1年でJ1リーグに復帰できるように、そして再び世界を目指せるクラブになれるように、全力で準備をしてまいりました」とJ1リーグ復帰を誓った。
続いてレイソルの黄金時代を築き上げたネルシーニョ監督が登壇すると、サポーターから大きな歓声が上がり、花束が手渡された。ネルシーニョ監督は「ここにまた戻ることができたこと、過去に同じアイデンティティーを共有できた仲間たちとともに戦うことができることを非常に嬉しく思っています。我々の掲げている目標はJ1に戻ることです。『Vitoria(勝利)』に向かってコミットしながら、邁進したいと考えています」と挨拶した。司会者から「2010年にJ2で戦った時と比べて変化は?」との質問に「人間として、一指導者として、レイソルを離れた期間に大きく成長させてもらいました、そういう部分で今は自信に満ち溢れている状態です」と力強く語った。
アビスパ福岡の監督から復帰した井原正巳ヘッドコーチは「シーズン終了後には、みなさんと一緒にJ1昇格の喜びを味わえるように、精一杯頑張りたい」と話し、昨シーズンで選手を引退しコーチに就任した栗澤僚一さんは「またコーチとしてみなさんと一緒に戦えることを大変嬉しく思います。ネルシーニョ監督の下、選手、スタッフ、一つになって必ず目標を達成したいと思います」と熱く意気込みを語った。
その戦闘体制にレイソルは10人の選手を補強した。サポーターの大歓声と大きな拍手で迎えられた新加入選手は壇上で一人ずつ挨拶。浦和レッズから移籍したMF菊池大介選手は「柏レイソルのために全力を尽くします。熱いサポートお願いします」。V長崎からの移籍で守備の要と期待されるDF田上大地選手は「地元が千葉なので、プロサッカー選手として千葉に戻ってこられてとても嬉しいです」。清水から移籍のサイドアタッカー、村田和哉選手は「自分は応援をいただいたことを、恩で返していくことをやっていきたいと思います。この街を盛り上げますし、このチームのためにやれることは全てやっていくつもりです。目標はJ1昇格、一つだと思います。そのためにはみんなが一つにならなければ絶対に成し遂げられないと思うので、一緒に頑張りましょう」とサポーターにアピールした。
このほかの新加入は、DF染谷悠太選手、MFガブリエル選手(ブラジル)、DF上島拓巳選手、DF高橋峻希選手、MFヒシャルジソン選手(ブラジル)、DF杉井颯選手と、MF山田雄士選手。
J2リーグの開幕は、2月24日アウエーで山口戦だ。恒例の前哨戦「ちばぎんカップ」は三協F柏で同17日。1年でJ1復帰へ、負けられない戦いの幕が上がる。スタジアムを黄色に染めて、われら太陽王の勇姿を応援しよう。
