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夏の陣耐えて上位浮上

　J2リーグで戦う柏レイソルは7月20日、ツエーゲン金沢をホームに迎え1―0で勝利。6月22日のジェフユナイテッド千葉戦から5連勝と波に乗り、上位へ浮上した。
　リーグ前半戦、思うように勝ち点を伸ばせなかったレイソルは、イレブンが奮起し首位の京都サンガF.C.に肉薄(7月21日現在)。夏の陣で上昇気流に乗った。
　金沢戦は前半、ボールロストが目立ち、試合の主導権をなかなか握ることができなかったレイソルだが、前半23分、左サイドからMF江坂任がクロスを入れると一度は金沢にクリアされるも、MFクリスティアーノが上手くボールを収め、右足を振りぬき先制。「来たボールを外ではなくて内側にコントロールすることでシュートを打つことができた。シュートを打った瞬間に間違いなく入ったと感じた」とクリスティアーノ。
　後半、金沢の反撃にGK中村航輔をはじめ、レイソル守備陣がゴールを死守。完封で白星を飾った。
　試合後、ネルシーニョ監督は「これまでいくらいい試合をしていても勝てないゲームというのがあって、僅差ではあるがこういう試合をものにしていくというのは本当に大事。泥くさい試合になったとしてもしっかり勝って勝ち点3を取り切るというのが求められると思うし、我々の目標に到達するためには今後これからの戦い、1試合1試合が決勝戦のつもりで戦っていく必要がある」と力強く1年でのJ1復帰を誓った。