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東葛 三重に惜敗 2部降格

　

ラグビーのリーグワン1、2部入れ替え戦で、1部11位のNECグリーンロケッツ東葛は、2部2位の三重ホンダヒートと対戦。ホーム・アンド・アウェーの2試合とも惜敗し、トップリーグ時代から初の2部降格となった。
　第2戦が5月13日、ホームの柏の葉公園総合競技場であった。第1戦を29―34で落とした東葛。6点差以上での勝利なら得失点差で三重を上回り、1部残留となる。負けられない戦いだった。
　一進一退の攻防が続いた前半13分、スクラムでの反則から三重にペナルティーゴールを決められて3点を先制される。同28分には守りのスキを突かれてトライを奪われ、コンバージョンも決まって0―10とリードを広げられた。
　後半7分、東葛はFLカヴァイア・タギヴェタウアのトライで反撃開始。5―13の同30分には元日本代表のFBレメキ・ロマノラヴァがトライを挙げ、自らコンバージョンも決めて12―13と1点差に迫った。
　残り10分。トライとコンバージョンで残留の条件をクリアできる。「ゴー・ロケッツ・ゴー」の声援と手拍子に背中を押され、懸命のアタックで敵陣深く攻め込んだが、あと一歩及ばなかった。
　試合後、スタンド前に整列した選手を代表して主将のレメキが「がんばったけど力が足りなかった。本当にごめんなさい」と涙ながらにあいさつ。ファンは拍手で健闘をねぎらった。
　八千代市の上々手良平さん、奏良さん(中2)親子はことしだけで4度、東葛の試合を見に来ているという。小学校時代に3年間ラグビースクールに在籍したが、「うまくなれなかったので、応援する方にまわりました」と奏良さん。「来年は優勝し、1年で1部に戻ってきてほしい」とエールを送った。