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朝日スポーツキッズ 2020年5月の話題

この選手にこの指導者あり

朝日スポーツキッズは創刊以来、東葛地域の小中学生選手の活躍を報道してきた。日本を代表するアスリートに成長した選手も少なくない。本人の努力はもちろん、熱心な指導者の存在が不可欠だ。「この選手に この指導者あり」——。

箱根駅伝に18年連続出場
選手ファースト貫く

中央学院大学駅伝部監督 川崎 勇二 さん(57)

 中央学院大駅伝部を率いて28年。学生三大駅伝(出雲、全日本、箱根)の常連に育て上げた名将として知られる。箱根駅伝には2003年から18年連続出場中。キャンパスがある我孫子市民の誇りだ。
 広島県出身。中学で陸上競技と出会い、兵庫県・報徳学園高、順天堂大と駅伝の名門校で活躍した。1985年に中央学院大の常勤助手となり、陸上部コーチに。92年、監督に就任。2年後、箱根駅伝初出場に導いた。2008年には駒澤大、早稲田大に次いで総合3位に入った。
 指導者として心がけているのは「個性をできる限り尊重する」こと。高校までの育成過程がそれぞれ異なるし、競技者としてのタイプも違う。各自の個性を生かした練習メニューを組み立て、コミュニケーションを取りながら時間をかけて育てていく。
 技術的な指導では、「いかに効率よく走るか」に重点を置いている。何よりも大事にしているのはランニングフォーム。フォームを維持するための体づくりも重視している。
 座右の銘は「公平無私」。競技力の優劣にかかわらず、選手には常に公平でありたいと肝に銘じている。毎朝4時起きで朝練習を見守るなど、教え子たちの競技力向上に情熱を注ぐ日々。私心を捨て、アスリートファーストの姿勢を貫く。
 駅伝部だけを指導するプロ監督ではない。法学部教授として教壇に立つ教育者でもある。選手に対し、学生としてのあるべき姿を説く。礼儀を大事にする、講義は必ず受講し、教室の前の席に座る、などだ。部則にも「学生の範となれ」とうたう。
 今年の箱根駅伝は総合11位。5年連続で獲得していたシード権を失った。10月の予選会突破へ向け、闘志を燃やす。「本選でシード権を取り戻したい。そのためにもトップ通過を目指します」


この選手にこの指導者あり

走り高跳び 戸邉直人選手を指導
「素質はつくるもの」

みちるアスリートクラブヘッドコーチ  岡田 洋子 さん(66)

 中学校の元体育教諭。野田、我孫子両市の4校で計35年の長きにわたって陸上部顧問を務め、全日本中学校陸上やジュニア五輪などの優勝者、入賞者を数多く育て上げた。
 男子走り高跳びの日本記録保持者、戸邉直人選手(28)=JAL=もその一人。野田二中時代の教え子だ。3年生のときに全日本中学校陸上に出場し、1㍍94で全国一になった。
 「中学時代のベストが1㍍97。3年間で47㌢も記録が伸びた。珍しいケースでしょうね」
 戸邉選手は昨年2月、ドイツであった室内競技会で2㍍35を跳び、13年ぶりに日本記録を更新した。2012年ロンドン五輪では2位、16年リオデジャネイロ五輪では3位に相当する記録で、東京五輪でのメダル獲得が期待されている。
 「2㍍40を跳べば金メダル。本人も公言しているし、つかみ取ってほしい」
 自身は投てき種目の選手だった。高校では2、3年生のとき、やり投げで全国高校総体に出場した。「2人の情熱的な顧問との出会いがあったから、いまの自分がある」と感謝している。「私も、そんな存在になりたいと思いました」
 5年前に37年間の教師生活に別れを告げ、NPO法人「みちるアスリートクラブ」(鵜澤勝彦理事長)のコーチに転身。昨年、ヘッドコーチに就任した。鵜澤理事長の父親で、専修大松戸高の陸上部監督として3年間、戸邉選手を指導した勇さん(75)が設立した陸上競技クラブだ。戸邉選手も高校3年の約1年間、在籍していた。
 「素質はつくるもの」が持論だ。「素質のある人が速く走れ、高く跳べると思われがちですが、ない素質をつくるのがトレーニングだし、課題を克服するための練習メニューを作成するのが指導者の使命だと考えています」




この選手にこの指導者あり

棒高跳び 澤野大地選手を発掘
ジュニア育成に情熱

印旛ポールヴォウルトアカデミー理事長  岩井 浩 さん(59)

 陸上男子棒高跳びの日本記録保持者で、日本オリンピック委員会(JOC)のアスリート委員長を務める澤野大地選手(39)=富士通=が「恩師」と慕う。1993年、印西市立印西中学校1年の夏のある日。体育教師で陸上部顧問だったこの人に「棒高跳びをやってみないか」と誘われ、長距離から転向した。
 なぜ、棒高跳びを勧めたのか。「体育の授業で、鉄棒や跳び箱、マット運動での身のこなしが優れていた。足は速くなかったが、適性を感じました」
 棒高跳びは、グラスファイバーやカーボンファイバー製のポール(棒)のしなりと反発力を利用して上昇し、バーを越える。「ポールをうまく使いこなすことができれば、世界を目指せる」。そう思って生徒たちを指導してきた。
 澤野少年は、のみ込みが早く、与えたポールをすぐに使いこなした。「トレーニングと経験を積めば強くなる」と確信した。
 棒高跳びの普及を目的に2001年、中学校の陸上部顧問らと「印旛ポールヴォウルトアカデミー(IPVA)」を設立。同年10月、ダイナミックな跳躍を間近で楽しんでもらおうと、市内のショッピングセンターの広場で「印西街かど棒高跳」を始めた。「街かどから世界へ」が合言葉だ。
 家業を継ぐために早期退職して5年。この間も、IPVA理事長としてジュニアの育成に情熱を注いできた。先月、小学3年生以上を対象にしたクラブチームを立ち上げたばかり。中学生ら21人が加入し、すでに昨秋から市立船穂中学校で練習を続けている。
 コロナ禍が収束したら、競技会場をショッピングセンター広場から船穂中に移して、20回目の「印西街かど棒高跳」を開催する予定だ。夢は「五輪選手を輩出したい。澤野で終わりにしたくありません」


ASAからスポーツ がんばれキッズ! チーム紹介

スポーツで流す汗のさわやかさや達成感、充実感は子どもたちに自信と喜びを与えてくれそうです。わが街で生き生きとスポーツに打ち込むチームを紹介します。取材ご希望のチームはお近くのASAまで。

ラグビー 柏ラグビースクール
挑戦する精神と勇気を

 柏ラグビースクール(一般社団法人柏ラグビースクール 中村孝一代表)は、1992年に発足した小中学生のラグビーチームだ。昨年、ラグビーW杯に出場したオールブラックス(ニュージーランド代表)が柏を合宿地に選び、チームの来日を柏ハカで歓迎したことで話題になった。
 柏市立高田小芝生グラウンドを拠点に活動し、午前中は小学生、午後は中学生主体で練習。柏以外からも野田、松戸、流山、八千代、印西や埼玉、茨城など、小学生(未就学児含む)180人、中学生27人が通う。NEC杯千葉県ラグビースクールトーナメント大会で優勝するなど目覚ましい活躍だ。練習は、各学年のコーチ陣が年齢に合わせ、個人の技術やスキルだけに頼るのではなく、チーム戦術の理解、技術の取得を目指す。モチベーションの高い優秀なコーチたちが、ラグビーの基本スキルや、選手同士が常に協力し合い、互いにアドバイスを言い合えるコミュニケーションを取れるよう熱心に指導している。将来どんなことにもくじけない強い精神力と健全な体を持った人間の育成を目指し「ラグビーを通じた子どもたちの成長」をモットーに見守っている。
 スクールの目的は人材の輩出と話す中村代表は「ラグビーの精神、とりわけ全ての方をリスペクトすることを忘れず、ラグビーの試合をする中で身につけた、挑戦する精神と勇気をもって自らの人生を切り開いてほしい」「日本と世界の正しい社会の創出に貢献できる人材に育ってもらいたいと思っています」と選手たちの成長を願った。
 問い合わせはホームページhttps://kashiwa-rs.jp/




ASAからスポーツ がんばれキッズ! チーム紹介

野 球 我孫子・リトルイーグルス
創立42年の強豪チーム

 リトルイーグルス(吉田寛之代表)は、今春のカリフ・マルエス旗争奪戦で準優勝、昨年は県大会で見事、準優勝するなど躍進中の強追いかける。
 体力づくりなどの基礎練習を通年実施するとともに、選手自らが考える力を育むことを意識した実践練習で汗を流す。「挨拶・礼儀を学び、お互いに思いやり、感謝、努力する気持ち」を、保護者、コーチが大切に育み、活動環境を整える。
 今年の代表チームは、左右の投手を中心とした守りのチームで、真面目でスマートがチームカラーと話す徳重豊監督は「チームで学んだ挨拶・返事などの基本的なことを実践できる『カッコいい人』になってもらいたい。卒団して硬式・軟式問わず野球を続ける選手も多いですが、野球に限らず少年野球で培った体力や運動能力、チームワークなど、それぞれのフィールドで活躍してくれることを期待しています」と選手の成長を願う。今年の主将を務める是永隼之介君は「挨拶、返事が足りないところがあるので最後の一年を礼儀正しく元気なチームにしたい。開催される大会を一試合、一試合、全力でプレーしたいと思います」と最終学年の意気込みを語った。




ASAからスポーツ がんばれキッズ! チーム紹介

ミニバスケットボール 川間MBC
自分の力で未来を切り開け

 野田市を拠点に活動する女子ミニバスケットボールクラブ「川間MBC」
 東葛地区新人戦では決勝トーナメントへ進出、ベスト4(第3位)の優秀な成績を収めている。
 2008年5月に発足したクラブには現在、野田市の小学1~6年生11人が所属している。
 練習は、まずシュートを決める楽しさを知ってほしいと、レイアップシュート、セットシュート、ジャンプシュート、フリースローなどシュート練習が中心。さらにドリブル練習にも力を入れ、1on1で勝てる力を特訓。「自分に厳しく、相手に優しく」をモットーに、全学年が同じメニューで練習を行っている。
 「高学年が少なく身長も決して高くないチームですが、個の力で得点を積み重ねるチーム。昔から下の学年が活躍してくれるチームでもあります」と田牧一晃監督。
 松原想來キャプテン(野田市立関宿中央小6年)は「下の学年から上級生まで仲の良いチームです。みんなミニバスが大好き。少しでも上手になろうと努力しています。夏までの大会はすべて中止となってしまい、体育館も開放されていないため練習ができない日々が続いていますが、大会が行われたら優勝を目指して頑張りたいです」と意欲満々だ。
 田牧監督は「自分の力で将来を切り開く大人に成長してほしいと願っています。努力の結果、勝利を勝ち取る力も身につけてほしい」と選手にエールを送っている。
 練習は毎週水曜、金曜の17時から19時まで、土曜の13時から17時まで、同市立川間小や同木間ヶ瀬小の体育館で。




ASAからスポーツ がんばれキッズ! チーム紹介

サッカー 白井フットボールクラブ
コーチ会・父母会の支えで成長

 白井市を拠点に活動し、創立40年を迎えるサッカーチーム「白井フットボールクラブ」には、白井、鎌ケ谷、船橋の園児や小学生100人以上が所属している。
 隔週の土曜に加え日曜の9時から15時まで、白井市立清水口小を拠点に各学年別、ガールズチーム別で練習に励んでいる。
 「常にプレイヤーズファーストを掲げ、子どもたちが健全に学べる環境作りを大切にしている」と田村周一代表。コーチ会や父母会が指導や運営をはじめ様々な面で選手を支援。チーム全体で子どもたちの成長をサポートしている。「子どもたちには、集団の中に身を置いて、幅広い人間関係の中で常に感謝の気持ちを忘れず練習に励んでほしい。大人になっても常に感謝できる人になってもらえれば」と願っている。
 練習はボールコントロール、ボディバランス、ブレイン(頭脳)、オフ・ザ・ピッチ(ピッチ外の姿勢)の4つを軸に、子どもたちの行動を分析し、トレーニングし、改善していく過程を適切に評価するサイクルを重視。試合では一人ひとりが向上心を持ち、チーム一丸となって目の前の勝負にこだわる姿勢を育てている。
 中山大輔監督は「子どもと大人が一緒に楽しみながら成長できるチーム。子どもたちのプレーや判断を尊重した上で、基準を伝えることができる、優れたコーチがたくさんいます。それが大きな財産です」と話す。
 新田真也キャプテン(白井市立七次台小6年)は「みんなサッカーが好きです。常に勝利を目指して、強く、やさしく、温かいチームになれるようにがんばります」と言葉に力を込めた。
 田村代表は「地域のみなさんに支えてもらって40年も続けることができました。今後も子どもたちの成長を第一に考えられるチームでありたい。卒団生やチームに関わった人たちが気軽に顔を出せる場所でもあり続けられたら」と意気込みを語った。
 問い合わせはホームページhttp://shiroifc.konjiki.jp/




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JX-ENEOS Sunflowers

今こそ街も輝け

 柏市を練習拠点に、バスケットボール界の「女王」として君臨し続けるJX―ENEOSサンフラワーズ。チームモットーの「FAIR&SPEED」のとおり、スピード感あふれるゲーム展開で相手チームを圧倒し、観客をも魅了。Wリーグ(日本リーグ)優勝22回、全日本選手権(皇后杯)優勝24回の強さを誇る。
 1969年に関東実業団リーグ4部でスタート。3年連続で全勝優勝を果たし、最短で1部リーグに昇格した。73年、全国実業団リーグに入り、2年目に初優勝。念願の日本リーグ入りを決め77年、柏市に宿舎併設の専用体育館が完成し、さらなる強化を図ると、翌年の日本リーグ、全日本選手権を制覇。初の二冠達成を成し遂げる大躍進で全国のトップに躍り出た。
 以降、二冠達成すること17回。絶対女王として女子バスケットボール界をけん引している。その強さの秘訣は「負けず嫌いの選手の集団で日々の練習から実戦さながら、切磋琢磨している」とチームマネージャーは話す。
 選手個人の活躍も光る。96年のアトランタ五輪には参河紀久子、萩原美樹子ら6選手が日本代表入り、2004年アテネ五輪では、楠田香穂里、大神雄子ら8選手のほか、当時のヘッドコーチ、内海知秀氏が監督として日本代表を率いた。16年のリオデジャネイロ五輪には、吉田亜沙美が代表キャプテンに抜擢されたほか、間宮佑圭、渡嘉敷来夢、宮澤夕貴選手が選出されるなど、多くの名選手を輩出している。
 地元での地域貢献にも積極的で、柏まつりのパレードや市内の中学生女子を対象としたバスケットボール教室を実施するなど、人気上昇で毎回好評を博している。
 今シーズンは、梅嵜英毅ヘッドコーチが率い、岡本彩也花選手がキャプテンとしてチームをまとめ、皇后杯の7年連続24回目の優勝を果たした。残念ながら、新型コロナウイルス感染予防のためリーグ戦は6試合を残し中止に。15勝1敗で首位を独走している状況だっただけに悔しさが残るシーズンとなった。
 来シーズンは東京五輪を念頭に「1人でも多くの選手を日本代表に輩出できるようにチーム力の向上を目指す」という。二冠達成と東京五輪での活躍に期待が高まる。ひまわりのように、チームも街も今こそ太陽に向かって輝こう。
 選手の私生活やトレーニング姿など、素顔に出会える「ひまわり通信」が同チームの公式ホームページにアップされているので、チェックしてネ
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