少年少女スポーツ 2018年1月新春号の話題
第13回NEC杯千葉県ラグビースクールトーナメント大会
5年生以下 松戸が優勝
14スクール980人が熱戦
第13回NEC杯千葉県ラグビースクールトーナメント大会が11月12、19の両日、我孫子市のNEC我孫子事業場グラウンドで開かれた。県内外の14スクール約980人が参加し、学年別予選リーグの上位チームが決勝トーナメントに進んだ。東葛地域のチームでは、5年生以下で松戸少年ラグビースクールが優勝した。
松戸は決勝で、茨城・常総ジュニアと対戦。11トライを奪って快勝した。5年生チームにとっては1年生、2年生、4年生に続いて4度目の優勝となる。
俊足の選手をバックスに並べてボールをワイドに展開し、トライを狙う。「この年代に、偶然、足の速い子が集まった」と森田孝コーチ。
主将の野口健君が4トライ、9ゴールと得点を量産した。3歳で始めたラグビーの魅力は「トライを決めたあと、みんなと喜びを分かち合える」。ニュージーランド代表「オールブラックス」の名主将だったリッチー・マコウさんが「あこがれの選手」という。
6年生となる来季は関東大会で上位4位チームに入り、全国大会「ヒーローズカップ」出場をめざす。森田コーチは「あと1年。力をつけて全国優勝に挑戦したい。楽しみです」と力を込めた。
各学年の3位までのチームは次のとおり。
▽1年生 ①市川②千葉市③柏
▽2年生 ①千葉市②柏③松戸
▽3年生 ①市川②あびこ③八千代
▽4年生 ①常総②ツクバ③松戸
▽5年生 ①松戸②常総③柏
▽6年生 ①常総②八千代③成田
第25回全国中学校駅伝大会
白山男子 全国制覇
女子は6位入賞
第25回全国中学校駅伝大会が12月17日、滋賀県野洲市の希望が丘文化公園であった。男女とも我孫子市立白山中学校が千葉県代表として出場し、男子(6区間18㌔)は大会新記録で初優勝、女子(5区間12㌔)も6位に入賞した。
白山の男子は、1区の野島健太君(3年)が区間賞を獲得。2区以降も安定した走りで首位を守り、2位を29秒離してフィニッシュのテープを切った。
エース区間で快走した野島君は、関東大会(12月3日)のあと、疲労による左足ふくらはぎの筋膜炎を発症。「大会2日前までは出場できるか危うい状態だった」と明かした。「トップでたすきを渡すという役目を果たせて本当によかった。支えてくれた多くの人に感謝したい」
白山の男子は今季、10月の東葛駅伝に始まり、県大会、関東大会、全国大会を全制覇。いずれの大会も全区間トップ通過の完全優勝だった。
白山の女子は入賞を目標にしてきた。3区の稲垣小雪さん(3年)が区間賞の走りで7位から2位に浮上。4、5区の1年生が懸命に粘って6位に入った。
白山の駅伝部員16人は同月21日、星野順一郎市長を表敬訪問。選手一人ひとりから報告を受けて、星野市長は「涙が出そうなほどうれしい。当日は公務だったが、報告を聞くたびに興奮したり、ハラハラしたりしていた。駅伝を通した頑張りはこの先、みなさんの大きな糧となるはず」と祝福した。