サッカーの2025年3月の話題
松戸市長杯6年生の部

常盤平 5発快勝
第44回松戸市長杯争奪少年サッカートーナメント大会は2月11日、同市の松戸運動公園で6年生の部の決勝が行われ、常盤平SCがD.U.C SCに5―0で快勝した。3位は新松戸SC Aだった。
常盤平が胸のすくゴールラッシュで圧勝し、21チームの頂点に立った。
開始3分、小森谷維星が右コーナーキックから直接ゴールを決めて口火を切ると、5分に吉村空、18分に伊藤善、アディショナルタイムに染井大楽が小森谷のコーナーキックに頭で合わせ、前半だけで4得点。後半20分には小林煌和がドリブルで持ち込み、2人をかわして左足シュートをネットに突き刺した。
石川悠監督は、この日午前にあった準決勝の新松戸戦が「大きなヤマ」とみていた。「そこを勝ち抜けたことで気の緩みが不安材料でしたが、選手たちの今大会にかける思いが強く、心配はありませんでした」
主将の出口託夢は試合前、チームメートについて「家族みたいな存在」と仲のよさを強調し、こう力を込めた。「6年生になってから勝ちきれないゲームが多く、悔しい思いをしてきました。最後の大会。このチームで優勝して終わりたい」
石川監督は4年間、このチームを指導してきた。「めざしたのは球際に強く、競り合いに負けないサッカー。最後までやりきってくれたました。自信を持って次のステージに進んでほしい」。教え子をねぎらい、エールを送った。
▽決勝(前後半各20分)
常盤平 5-0 D.U.C
我孫子・卒業記念手賀沼大会

湖北台クラブ優勝
GK新堀PK戦で大活躍
2024年度卒業記念手賀沼サッカー大会(我孫子市サッカー協会主催)は2月22日、同市の五本松運動広場で決勝がありPK戦の末、湖北台クラブがFCアミスターAを2―1で下し優勝した。3位はAFUnitedと高野山SSSだった。
決勝は湖北台が再三ゴール前でチャンスをつくり主導権を握るも同大会4連覇を狙うアミスターの固い守備に阻まれ得点できない。スコアレスで進んだ試合は、延長戦もお互いに均衡を破れずPK戦(3人制)に突入した。湖北台GKの新堀楓眞は「PK戦になり正直あせりましたが止めた瞬間はめちゃくちゃうれしかった」と振り返る。1番手は両チームとも成功。2番手で湖北台新堀がアミスターのシュートコースを見事に読み切りファインセーブで阻止。アミスター3番手のシュートが惜しくも左ポストに弾かれた瞬間に湖北台の優勝が決まり、ピッチは歓喜に包まれた。
湖北台クラブ小川武監督は「これで卒業となるが最後までがんばる姿を見せてくれよく成長できたと思う」と選手をたたえた。細田陽斗主将は「6年間やってきた仲間に感謝したい」とチーム一丸となって手にした優勝を喜んだ。