少年少女スポーツ2024年11月の話題
東葛中学駅伝
過去最多75校が参加
我孫子が連覇 大会最多14度目
「東葛駅伝」で知られる第76回東葛飾地方中学校駅伝競走大会は10月19日、松戸市の松戸市民劇場前から野田市総合公園陸上競技場までの10区間、31・9㌔のコースに過去最多の75校が参加して行われた。我孫子が連覇を果たし、最多を誇る優勝回数も14に伸ばした。昨年3位の流山・常盤松が2位、同2位の我孫子・久寺家が3位だった。
我孫子は、1区に起用された駅伝部部長の吉川櫂永(3年)が先頭と16秒差の3位でスタート。2区の唐木陽大(3年)が首位に立ち、3区以降も堅実な走りでトップを守った。
指導者として7度目の東葛駅伝制覇を果たした顧問の樋口清和先生は「1区のキャプテンの頑張りが連覇につながった」と吉川をたたえた。「昨年はけがで走れず、初の東葛駅伝。かわいそうなぐらい緊張していました」
吉川も「ものすごく緊張しました」と明かす。「でも、スタートしてからは不思議と落ち着きました。自分の力は出し切れたと思います」。仲間たちと切磋琢磨し、支え合った3年間の思いをたすきに込めて3・5㌔を走り抜けた。
■10位入賞校
①我孫子 1時間39分39秒
②流山・常盤松 1時間40分45秒
③我孫子・久寺家 1時間41分06秒
④松戸六 1時間43分07秒
⑤野田一 1時間43分45秒
⑥野田南部 1時間43分46秒
⑦松戸・常盤平 1時間43分47秒
⑧柏・田中 1時間44分25秒
⑨松戸二 1時間44分31秒
⑩柏五 1時間44分42秒
白井陸上交流
トラック&フィールドで好記録
「2024白井陸上交流大会」(朝日新聞販売会社NIS後援)が10月26日、白井市の白井運動公園陸上競技場で行われた。主催の白井アスレチックアカデミー(SAA)の選手ら小学生62人、中学生103人が参加し、12種目で自己記録の更新に挑んだ。
小学5年男子100㍍には、9月22日の「全国小学生陸上競技交流大会」で優勝した成澤秀真(SAA)が出場。同大会決勝で記録した自己ベストの12秒65に迫る12秒68でフィニッシュし、会場をどよめかせた。
SAAの短距離陣は、6日前にあった競技会のU13小学男子400㍍リレーで49秒93のSAA新記録を樹立。成澤は1走を務め、好記録での優勝に貢献した。
中学生では、女子走り高跳びで1㍍60の記録を持つ白井市立南山中3年の日野口美桜が、1㍍57を3回目にクリアして優勝した。今夏の県中学校総体を1㍍57で制し、関東大会に出場したが、1㍍50と不本意な成績だった。今季を締めくくる大会で復調し、「高校でも陸上を続け記録を伸ばしたい」と笑顔を見せた。