少年少女スポーツ2025年2月の話題
東葛各市で新春マラソン
第67回松戸市七草マラソン大会
今年の抱負胸に力走

第67回松戸市七草マラソン大会が、1月12日、松戸運動公園陸上競技場を発着点に開かれた。今年は昨年とほぼ同じ4392人が参加した。
コースは起伏のある2㌔、5㌔、10㌔で、小学生や中学生、高校生、一般、ファミリーの各種目でタイムを競った。
小学生女子高学年(2㌔)で優勝したのは、野田市の小学6年、小林優空さん(12)=東葛RC。7分26秒でゴールした。「きつかったけど、優勝できてよかった」。長距離が得意で、週3、4回の練習を欠かさない。「長距離走は、途中つらいけど、走り終わった後が快感。中学校に入ったら、全国大会を目指したい」と抱負を語った。
ファミリー(2㌔)では、松戸市の鈴木暁良さん(34)、小学2年の想さん(7)=松戸ミニバスケットボール少年団=親子が優勝した。2人はゴール直前のデッドヒートを制し、僅差で優勝トロフィーを手にした。想さんは「1位を取れてうれしい」。
大会には、コスプレで参加する人たちも多かった。松戸市の河上さん一家は、宏之さん(38)と喜一さん(8)がティラノサウルスの被り物で、真実さん(38)と一華さん(8)はたい焼きの被り物で参加。一華さんは「沿道の人が注目して応援してくれたので、うれしかった」とニッコリ。
第37回我孫子市新春マラソン大会
青空の手賀沼畔快走

第37回我孫子市新春マラソン大会は1月26日、市立湖北台中学校を発着点に開かれた。1・5~10㌔の4コース29部門に計936人が参加し、晴天の手賀沼のほとりを駆け抜けた。
同市の中学校は駅伝で県内トップクラスの実力校ぞろい。昨年12月の第32回全国中学校駅伝大会では、我孫子中の男子が準優勝。2017年には白山中の男子が全国一になっている。
中学男子2・3年生(3㌔)では、我孫子中3年の吉川櫂永選手が9分06秒で優勝した。駅伝部部長としてチームをリードしてきた吉川選手は全国2位を「全員が互いを信じ、最後まであきらめずにたすきをつないだ結果」と振り返り、後輩たちに「全国制覇をめざしてほしい」と夢を託す。
次期エース候補で、2年生の岡良暁選手が9分13秒で3位。全国大会の直前に体調を崩し、出場できなかった岡選手は「悔しさをばねに、期待を背負って大会に挑んでいきたい」と意気込みを語った。
市内にキャンパスがあり、正月の第101回「箱根駅伝」で14位だった中央学院大や、市内出身の大学駅伝部の選手がゲストランナーとして参加し、大会を盛り上げた。一般男女10㌔のペースメーカーを務めた湖北中の卒業生で、城西大1年の本澤美桜選手は「名前で応援してもらい、地元を感じながら走ることができました」と笑顔を見せた。
第64回柏市新春マラソン大会
笑顔で完走

第64回柏市新春マラソン大会は、1月19日に県立柏の葉公園総合競技場と周辺で開かれ、1254人のランナーが参加した。
小学生男子の6年生部門で優勝したのは、2㌔を6分45秒で走った、野田市の浅村奏太さん(12)=東葛RC。小学1年生から陸上を始め、長距離の魅力を「何が起きるか分からないところ。他の走者を引き離したつもりでいても、気が付けば追いつかれていたりする」という。将来の夢は「箱根駅伝で優勝すること」と、力強く語った。
小学生女子の6年生部門で優勝したのは、野田市の森田莉穂奈さん(12)=東葛RC=で、記録は2㌔で7分10秒。スタートから飛び出したが、途中で競り合う展開になり、「最後にスピードをあげることができた」と、満足そうだった。
2㌔を走るファミリー部門では、それぞれの家族が手をつなぎながら、笑顔でゴールしていた。柏市の宮下さん一家は、父親の和洋さん(38)と小学3年の育和さん(8)、小学1年の明和さん(7)の3人で参加。走り終わると育和さんは「疲れた~」と一言。「今日の子どもたちの走りは100点満点」と和洋さんは2人をほめていた
北海道日本ハムファイターズ ルーキー8人、さあ船出!
鎌スタでファン900人と交流

北海道日本ハムファイターズは1月19日、「2025鎌スタ☆ルーキーお披露目会」を、2軍本拠地のファイターズ鎌ケ谷スタジアム(鎌ケ谷市)の屋内練習場で開催した。プロ選手として新たなスタートを切る8人のルーキーは、約900人のファンから力強いエールを受け取った。
お披露目会では、まず選手たちが芝田裕美市長へ転入届を提出し、地元の学童野球の選手から花束が贈られた。その後、日ハムOBの杉谷拳士さんも進行役に加わり、選手のトークショーや絵心チェック、書き初めなどで、会場は盛り上がった。最後は、今季のチームスローガン「大航海は続く」にちなみ、選手8人にマスコットのカビーも加わり、それぞれが手足を使ってアルファベットを1文字ずつ作り、「DAIKOUKAI」を披露した。
ドラフト1位の柴田獅子投手は「まずは体づくりをしっかりして、スタートを切りたい」とあいさつ。小村勝球団社長は選手たちへ「ファンサービスファーストでやってください。我々プロ野球は、ファンのみなさまがあって初めて成り立つプロスポーツ。ファンにいつまでも愛される人になってもらいたい」と激励した。そしてファンには「エスコンフィールド3年目の今年は優勝を目指します」と誓った。
▽2025年新入団選手
柴田獅子(投手、福岡大学附属大濠高校)▽藤田琉生(投手、東海大学付属相模高校)▽浅利太門(投手、明治大学)▽清水大暉(投手、前橋商業高校)▽山縣秀(内野手、早稲田大学)▽山城航太郎(投手、法政大学)▽川勝空人(投手、生光学園高校)▽澁谷純希(投手、北海道帯広農業高校)