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    少年少女スポーツ 2019年2月の話題

    新春マラソン各地で開催

    我孫子 1960人健脚競う 中央学院大箱根選手が先導

    第31回我孫子市新春マラソン大会が1月27日、市立湖北台中学校を発着点に開かれた。小中学生や市民ランナーら約1960人が参加し、1・5~10キロの4コースで男女、年齢などの部門別に健脚を競った。
      我孫子市内にキャンパスがあり、今年の第95回東京箱根間往復大学駅伝競走で総合10位に入賞し、5年連続でシード権を獲得した中央学院大の選手たちが招待され、中学生選手のペースメーカーを務めた。
      3位までの入賞者は次のみなさん。 (敬称略)
      ◆1・5キロ【ファミリー】(1)小井沼康良・陸王(2)多田政則・直輝(3)工藤克人・美結奈【小学男子】4年(1)坂本翔(2)石原碧(3)飯田翔太▽5年(1)森田悠誠(2)市川弘陸(3)石井琉之介 ▽6年(1)梅村太一(2)廣瀬賢之介(3)白井壮汰【小学女子】4年(1)倉橋由衣(2)一兜咲子(3)弦巻心遥▽5年(1)川上栞(2)坂本翼(3)飯田美桜南▽6年(1)大森美咲(2)倉橋ひな(3)山田古都音
      ◆3キロ【中学男子】1年(1)大弓陽可(2)山口周十(3)米田昂太▽2年(1)石島太一(2)秋山壱期(3)登松大和▽3年(1)山下利玖(2)寺門大毅(3)寺江朋樹 【中学女子】1年(1)本澤美桜(2)三宅優姫(3)鈴木綾乃▽2年(1)和田水希(2)荏原羽珠(3)増田愛果▽3年(1)塩入百葉(2)柵木愛

    和田水希さん(白山中) 駅伝「全国優勝が目標」

    中学2年女子は5位まで白山中が独占した。レース前に「貧血で体調はいまひとつ」と話していた和田水希さんが優勝し、荏原羽珠さん、増田愛果さんの順でフィニッシュ。 この3人は同校が一昨年、全国中学校駅伝大会で6位入賞したときのメンバーだ。
      和田さんは第37回全国都道府県対抗女子駅伝(1月13日、京都市)の千葉県メンバーに選ばれ、中学生区間の8区(3キロ)に起用された。 「緊張で思うような走りができなくて」順位を落としてしまったが、「あこがれの大舞台で走ることができて、いい経験になった」と前を向く。
      駅伝では1年生から1区を任されてきた。「1区でトップに立って流れをつくり、信頼する仲間にたすきをつなぐというパターンにもっていきたい。全国優勝が目標です」。エースの自覚は十分だ。

    柏 1947人 駆ける 積水化学3選手が伴走

    第58回柏市新春マラソンが1月20日、同市の県立柏の葉公園総合運動場を発着する公園内周回コースであった。2~10キロの31部門に計1947人が参加し、青空の下で健脚を競った。
      柏市を活動拠点とする積水化学女子陸上競技部(セキスイフェアリーズ)の和田優香里、野村蒼、高野みなみの3選手がファミリーの部にゲストランナーとして出場。 和田選手と小学6年の吉田眞悠さんペアが1位と同タイムの2位でフィニッシュした。
      3位までの入賞者は次のみなさん。 (敬称略)
      ◆2キロ【ファミリー】(1)伊藤紀幸・睦和(2)和田優花里・吉田眞悠(3)黒川健舟・健剛【小学男子】4年(1)猪狩礼央(2)工藤浬(3)井上蓮汰朗▽5年(1)山田蒼太(2)中村悠輝(3)吉場颯人 ▽6年(1)石川湧史(2)渡邉樹(3)井上陸斗【小学女子】4年(1)村田実娃(2)松本琳寧(3)江口心優▽5年(1)関根輝星(2)寺田莉子(3)大矢涼夏▽6年(1)大畑希來(2)杉山雫(3)吉濱小羽音
      ◆3キロ【中学男子】1年(1)宮崎優(2)大澄謙真(3)高橋遼太郎▽2・3年(1)小平敦之(2)池澤悠冬(3)大沼陽登【中学女子】1年(1)大和久梨帆(2)金久保樹里(3)津下こころ▽2・3年(1)増田向日葵(2)関円来(3)落岩彩華

    大畑希來さん(チーム柏) 会心のレースで連覇

    小学6年女子の部は大畑希來さん(チーム柏・土小学校)が2年連続優勝を果たした。6分49秒の自己ベストには届かなかったが、6分56秒の好記録。 数々の大会で好勝負を演じてきたライバルの杉山雫さん(東葛RC)を14秒引き離す会心のレースに「連覇もしたかったし、絶対に勝ちたいと思った」と声を弾ませた。
      本格的に陸上を始めたのは4年生の終わりから。スタートから先頭に立つ積極的なレース運びで記録を縮め、県大会で優勝を争うまでに成長した。 昨年11月の第3回「ロングディスタンスRUN」(千葉市)小学6年女子1000㍍では3分05秒82の大会新をマークして3位。このレースを3分04秒49で制したのが杉山さんだった。
      4月から中学生。全日本中学校陸上やジュニア五輪など全国大会で活躍した船橋市立葛飾中3年の南日向さんが「目標の選手」という。先月の全国都道府県対抗女子駅伝をテレビで観戦。 中学生区間の3区で区間タイの快走をみせた南さんの雄姿に、「私も」と決意を新たにした。

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    車いすラグビー

    羽賀選手、松戸五中で講演。車いすラグビーの魅力伝える

    車いすバスケ

    ウィルチェアー(車いす)ラグビー日本代表で松戸市在住の羽賀理之(まさゆき)選手(34)が1月16日、市立第五中学校(高橋政弘校長)を訪れ、講演と体験会を通して生徒たちに競技の魅力を伝えた。 同校は2020年東京五輪・パラリンピック教育推進校になっている。
      羽賀選手は松戸三中から専修大松戸高に進み、野球部で活躍した。専門学校在学中の03年、バイクで転倒して大けがを負い、車いす生活となった。 リハビリ中に車いすラグビーと出会い、ニュージーランド留学で腕を磨いた。10年に日本代表に選ばれ、16年リオデジャネイロ・パラリンピックで銅メダルを獲得。 昨年8月の世界選手権ではリオの覇者オーストラリアを決勝で破り、世界一に輝いた。
      羽賀選手は体験会で「車いす同士がぶつかり合う音が魅力。最初は怖いが、すぐに楽しくなる」。 生徒の代表が「ラグ車」と呼ばれる競技用車いすに乗り、正面からタックルを受けた。「ガツン」。大きな金属音とともにラグ車がはじき飛ばされると、生徒たちから驚きの声が上がった。
      講演では生徒たちにこう語りかけた。「勉強でも部活動でも、目の前にあることに一生懸命取り組んでほしい。夢をたぐり寄せる力になる」
      タックルを体験した生徒のひとり、サッカーのクラブチームに所属しているという2年の徳永涼君は「サッカーとはスピードが違いすぎる。すごい迫力で怖かった」と話した。

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