少年少女スポーツ 2019年3月の話題
朝日スポーツキッズ杯 オーバー40
マルコジが連覇達成
スケアクロウ準優勝
40歳以上の朝日スポーツキッズ杯第7回柏マスターズフットサル大会(東葛マスターズリーグ事務局主催、朝日スポーツキッズほか協賛)が2月24日、柏市沼南のエフネットフットサルクラブであり、マルコジOver40が決勝でスケアクロウシニアを1―0で下し、連覇を達成した。
3位決定戦は、FCアレンツァが柏ソレイケに3―1で勝利した。
大会は、9チームが参加し、3ブロックに分かれ予選リーグを戦った後、決勝トーナメントで優勝を争った。
▽決勝
マルコジOVER40 1-0 スケアクロウシニア
決勝は前半、互いに牽制しあうかのように試合が進み、無得点で試合を折り返した。後半に入ると早いパスワークとフットサルならではのボールコントロールで両チームチャンスをつくるもなかなかゴールを決めきれない中、マルコジの福原光利選手(43)が均衡を破るシュートで先制した。福原さんは「合わせるだけだった」と巧みなパスワークから放ったゴールを振り返った。スケアクロウも反撃を見せるも、得点できずマルコジが王者に輝いた。
試合後、キャプテンの小林健吾さんは「連覇に向けて個々にトレーニングに励んだ」と仕事の合間にメンバー全員が技術を磨いてきたと胸を張り「1年に1回のこの大会にかけてきた。本当にうれしい」と喜びを噛み締めた。
当日は、Over40のほか50歳以上の部にも3チームが参加し、力強いプレーを見せ、HAKUO LEGENDが優勝した。
オープンレディースフットサル大会
柏女王はFC CIELに
堅守速攻で連覇達成
朝日スポーツキッズ杯第4回柏市オープンレディース(オーバー30)フットサル大会(柏市サッカー協会フットサル委員会主催、朝日スポーツキッズ共催)が2月24日、柏市沼南体育館で開催されFC CIELが決勝でAZU選抜2019を2ー0で下し、連覇を達成した。大会は30歳以上の5人制、12チームが3組に分かれてリーグ戦を行ない、各組の1位とワイルドカード1組が決勝トーナメントに進出、女王の座を争った。
CIELは予選リーグ含め5試合を14得点無失点と攻守にわたり素晴らしい成績で連覇を達成。特に準決勝では前後半スコアレスの末、PK戦でCIELの守護神GK池田明日美さんがゴールを許さず大活躍。大会MVPにも輝いた。「今日は私のためにみんなが守ってくれた。いいところ取りしてごめんなさい」とうれしそうに話した。チームを牽引する最年長で代表兼主将の石塚純子さんは子どもが小学生の時にサッカーを始めたのがきっかけで、フットサル歴10年。サッカーに夢中だ。「相手に裏を取られない守備がうまく行った。連覇はうれしい、こうなったら来年も優勝しかないですね」と笑顔で浮かべ試合を振りかえった。チーム名のCIELとはフランス語で空という意味。チーム全員が青い空のようにさわやかに練習の成果を発揮した。
手賀沼Jrソフトテニスクラブ
小学生40人が活動 全国大会にも選手輩出
我孫子市の手賀沼湖畔にあるテニスコートで、小学生がソフトテニスを楽しんでいる。「手賀沼ジュニアソフトテニスクラブ」のメンバーだ。熱心な練習が実を結び、全国大会の個人戦や団体戦の千葉県代表に多くの選手を送り出している。
クラブ員の小学1~6年の児童男女40人が、技術力によって学年を問わず3コートに分かれて練習する。定期練習は毎週土曜の午前9時から正午。ランニングに始まってラジオ体操、素振り、ストローク……。最後は試合形式で終わる。専任コーチ3人に保護者コーチ7人。卒業生の保護者も応援に来る。希望すれば日曜練習にも参加できる。
クラブの平田勇・事務局長は「テニスが楽しい、中学でもやりたい、と思ってくれるようなクラブづくりを目指している」という。
2001年4月に設立。これまで昨年3月の第17回全国小学生大会で、6年生の女子クラブ員がシングルス優勝、県小学生春季団体戦女子で優勝したり、全国大会県代表に複数の女子ペアが選ばれ、上位入賞などの実績がある。
平田事務局長は「選手層が厚いので、中学生レベルの練習ができている。練習試合も数多いのが結果につながっている」という。クラブ員の6年生、野村美心(み・こ)さんは「苦手なバックハンドを練習してもっと強くなりたい。やっていて楽しいし、友達も増えてよかった」と話した。
クラブ費は年会費1万3千円。試合に出場すると1大会500円の諸経費が必要。問い合わせは平田事務局長(04・7149・3056)へ。
流通経大柏高のラグビー部サッカー部
揃って全国大会で大活躍
2018年度の全国大会で流通経済大柏高校(林静男校長)のラグビー部が7人制で初優勝し、15人制では千葉県初の3位入賞を果たした。一方、サッカー部は2年連続で準優勝の好成績を収めた。
揃って大健闘したメンバーの「活躍を讃える会」が2月28日、同校体育館で行われ、全校生徒約1150人が祝福した。
壇上に登場したサッカー部、ラグビー部の選手と監督、コーチ陣を前に林静男校長は「本当によくがんばってくれました。スポーツファンに熱い気持ちを持たせてくれました」と称えた。
ラグビー部の相亮太監督は「失敗を受け入れ、学び、成長を繰り返す3年間でした」「報道などで勇気を与えたといわれましたが、応援してくれた全校生徒、先生たちに一番勇気をもらったのは僕たちでした」と感謝を述べた。同部主将の葛西拓斗さんは「みなさん一人ひとりの声が力になりました」と挨拶。サッカー部の本田裕一郎監督は「4つ目の星を狙ったが、2年連続取ることができなかった」と悔しさをにじませながらも「真っ赤に染まったスタジアムの素晴らしい応援、チームは2位だったが応援団は日本一だったと思います」と話した。同部主将の左部開斗さんは「日本一を目指して戦ってきて2位は悔しかったが、力を出し切ったこと、力を出し切れたことに感謝します」と力強く話した。
讃える会の後、同校正面玄関前に建立された「栄光を讃える」と刻んだ記念碑の除幕式も行われた。