少年少女スポーツ 2021年9月の話題
東京五輪 わが街のメダリスト
宮崎早織(ENEOS)
バスケットボール女子 銀
あきらめずに良かった
東京五輪女子バスケットボールで銀メダルに輝いた日本代表のメンバーで、柏市をホームタウンとする女子バスケットボールチーム「ENEOSサンフラワーズ」に所属する宮崎早織選手(26)が8月19日、柏市役所を訪れ、秋山浩保市長にメダル獲得を報告した。
同チームからは宮崎選手と林咲希選手(26)が出場。両選手は夢の舞台で大活躍。準決勝でフランスを破り決勝進出に貢献。決勝では7連覇のアメリカに敗れたものの、男女を通じて史上初のメダルを獲得した。
宮崎選手は秋山市長に自身のサイン入りボールを贈り「柏市にメダルを持ち帰ることができてうれしい。銀メダルを取った瞬間は不思議な感覚だった。表彰台で首にかけたメダルは今までのメダルで一番重く、メダリストになった実感がわいた。あきらめずにつらいことを乗り越えて良かった」と振り返った。
秋山市長は「サンフラワーズのみなさんの活躍を本当にうれしく思う。おめでとうございます」と快挙を称えた。
安藤美希子(白井市)
重量挙げ女子59㌔級 銅
応援に感謝 パリ目指す
東京五輪の重量挙げ女子59㌔級で銅メダルを獲得した安藤美希子選手(28)が8月24日、地元の白井市役所を訪れメダルを披露した。
前回のリオ五輪5位入賞から5年。努力を積み重ね、本番直前のケガにも負けず獲得した銅メダルを胸に堂堂の凱旋だ。
出迎えた笠井喜久雄市長は「市民の方も喜んでいる。子どもたちにも夢と希望を与えてくれた」と白井市初の五輪メダリストを称え、花束と大好物だという白井市特産の梨1箱を贈呈した。安藤選手は「母国開催でメダルを取ることで重量挙げ競技が注目される。いろんなものを背負って出場した五輪だったが、最終的には自分の強い気持ちで上げることができた」と大会を振り返り、「地元の皆さんがうれしそうな顔で喜んでくれたので、私もうれしかった」と地元の応援に感謝した。
さらに「パリは初めて出場した世界選手権の場なので、思い入れはあります。しっかりケガを治して、銅メダル以上を目指して頑張ります」とパリ五輪出場への意気込みを力強く話した。