少年少女スポーツ 2021年10月の話題
北海道日本ハムファイターズ
鎌スタ最終戦で
斎藤佑樹投手お別れ
プロ野球イースタン・リーグは、10月3日に公式戦の全日程を終了。北海道日本ハムファイターズは鎌ケ谷スタジアムで横浜DeNAベイスターズと対戦し、1―6で敗れた。今季は49勝51敗8分、リーグ5位の成績だ。3年目の吉田輝星投手は8月に3勝をあげて月間MVPに選出されるなど、今季自己最多の6勝をマーク。原田豊ファーム監督は就任1年目を振り返り、「1軍で活躍した選手が少なかったかなと思います。寄与できなかったことが心残り」と話した。
ハンカチ王子として甲子園を沸かし、早稲田大学でも4度のリーグ優勝に貢献して2011年に入団した斎藤佑樹投手がこの日、現役生活に別れを告げた。
鎌スタに集まった大勢のファンの前で打者1人を抑え、思わず涙ぐむ場面も。引退セレモニーで花束を受け取った斎藤投手は「ご期待に沿うような成績を残すことができませんでしたが、最高の仲間とプレーすることができて幸せでした」と笑顔を見せた。
チーム紹介 ラグビー
流山GREAT HAWKS
全員がリーダー 称え合える人に
流山市立おおたかの森小学校を拠点に、昨年7月に発足したばかりの流山GREAT HAWKS(グレイトホークス)は、「子どもたちがラグビーボールで遊ぶ風景を日常的にする」ことを目指す5歳〜小学生対象のラグビークラブだ。
世界共通のラグビー憲章「品位・情熱・結束・規律・尊重」を活動の軸に、全ての子どもが「ラグビーが楽しい」と感じられるような独自プログラムを実施。
コロナ禍で大会中止が相次ぐ中、流山市内の全17小学校の児童を対象にスポーツデーを企画し、体を動かすイベントを開催するなど、保護者と協力し合いながら地域コミュニティーの場としての役割も担っている。
川合毅代表は「相手や仲間を尊重し、人のために力を出し切り、結果に関係なくお互いを称え合うことができる大人になってほしい」
と願っている。
現在、流山近隣をはじめ東京都からも総勢106人が参加。隔週日曜日の午前、または午後の練習に励んでいる。12月にラグビーイベント開催予定。
詳細はホームページから。
国枝選手に柏市から市民特別功労賞
東京パラリンピックの車いすテニス男子シングルスで2大会ぶり3度目の金メダルに輝いた国枝慎吾選手(37)=写真=が10月11日、出身地の柏市役所を訪れ、秋山浩保市長に成果を報告した。同市は市民特別功労賞を贈り、偉業をたたえた。
国枝選手は「日本選手団の主将として、プレーで引っ張ろうと思った。最高の成績でほっとしている」とあいさつ。「自国開催とあって勝たなければというプレッシャーはあったが、ホームの後押しをプレーしながら感じていた」と応援への感謝を伝えた。
秋山市長は「柏市で車いすテニスと出会い、世界のトッププレーヤーになった国枝選手を誇りに思う」と述べ、市民特別功労賞の証書と盾を贈呈。国枝選手からはサイン入りのゲームウエアが市長に贈られた。