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少年少女スポーツ 2023年3月の話題
県中学新人駅伝
男子 流山・常盤松が初Ⅴ
第12回千葉県中学校新人駅伝大会が2月11日、柏市の柏の葉公園総合競技場を発着とする公園内周回コースで開かれた。男子(6区間16・56㌔)は流山市立常盤松中が51分02秒の大会新記録、女子(5区間11・50㌔)は市原市立有秋中が40分03秒で、ともに初優勝を果たした。男子は71校、女子は66校の1、2年生がたすきをつないだ。
男子は常盤松と2位の流山南部が、松戸・古ケ崎が昨年樹立した51分35秒の大会記録を更新。区間新記録も計4つ誕生した。
常盤松は2位でたすきを受けた4区の山上永悟(2年)が、1区から首位を走る我孫子との9秒差を逆転。区間賞の快走で31秒突き放し、優勝を引き寄せた。
1区で区間新記録をマークし、トップと7秒差の3位と流れをつくった主将の木村洸太(2年)は「区間賞を狙っていた」と悔しがり、?冨夏樹監督は「目標タイムの50分台には届かなかった」。3年生が果たせなかった全国大会出場の悲願達成へ向け、チームの士気は高い。
女子は4区でトップに立った有秋が初優勝し、我孫子・久寺家が27秒差で続いた。昨年の全国大会9位の松戸・常盤平が16位スタートから巻き返して3位。入賞争いが激戦だった。6~9位の4校が同タイム。鎌ケ谷五が7位、柏・西原が8位に入った。
■女子成績
①市原・有秋 40分03秒
②我孫子・久寺家 40分30秒
③松戸・常盤平 40分40秒
④松戸・河原塚 40分58秒
⑤いすみ・岬 41分17秒
⑥富津 41分20秒
⑦鎌ケ谷五 41分20秒
⑧柏・西原 41分20秒
■男子成績
①流山・常盤松 51分02秒
②流山南部 51分33秒
③我孫子 51分49秒
④松戸・河原塚 51分51秒
⑤我孫子・久寺家 52分01秒
⑥野田・木間ケ瀬 52分13秒
⑦柏・西原 52分13秒
⑧柏・逆井 52分17秒
順大陸上部 中学生を指導
印西で競技力向上に一役
印西市にキャンパスがある順天堂大学陸上競技部の青木和浩部長や選手らが2月4日、同市の「印西陸上クリニック」で中学生を指導し、競技力向上に一役買った。順大は学生3大駅伝に「印西市」のロゴマークをつけて出走するなど、同市のプロモーション活動に協力している。
クリニックに参加したのは西の原、木刈、印西、印旛、滝野の各中学校の約120人。短距離・障害、跳躍、長距離の3グループに分かれて約1時間半、競技に取り組む姿勢や練習方法などを教わった。
長距離グループを指導した長門俊介駅伝監督は順大時代、4年連続で箱根駅伝に出場し、4年時には9区区間賞で総合優勝に貢献した。2016年に31歳で母校の監督に就任し、名門復活をめざしている。
鉄棒を使ったストレッチにはじまり、体幹トレーニングや体のバランスを整える調整運動、約2㌔のビルドアップ走、200㍍走2本で締めくくった。ことしの箱根駅伝で9区を走った新主将、藤原優希選手(3年)は「陸上の楽しさを改めて感じることができました」と笑顔で語った。
昨夏の県中学校総体女子800㍍B決勝2位の西の原中2年、本城谷希愛さんは「体幹を鍛える大切さを知りました。家でもできるトレーニングなので継続したい」と話していた。
快挙 柏市の福島暖大選手(中2)
関東少年フェンシング大会優勝
第23回関東少年フェンシング大会が2月4日、3年ぶりに群馬県の高崎アリーナで行われ、新中学男子の部で柏市在住の福島暖大選手が優勝した。小学6年から中学1・2年までの97人が出場。第20回大会の新5・6年男子の部優勝に続き、見事頂点に立った。
競技方法はフルーレの個人戦で、相手の上半身に剣先を当て、ポイントを積み重ね勝敗を決める。フェンシングは競技人口が他のスポーツと比べて少ないといわれるが、上位の選手層は厚く、今回も激戦が展開。「優勝は全く意識していませんでしたが、一つ一つの試合を自分らしく戦おうと向き合っていたら決勝でした。そのことが一番の勝因だったと思います」と振り返り、「待ち望んでいた大会がやっと再開されました。優勝できてほっとしています。夏に行われる全国大会もがんばります」と賞状を手ににっこり。中学生としての集大成に臨む。
所属する柏市の光ケ丘フェンシングクラブでは、これまでに3人の五輪選手や全日本チャンピオンを育てた名コーチ、広沢保彦さん指導のもと練習に励む日々。「試合に向けて、自分のコンディションを最高の状態にできるような知識を身につけ、実践できるようになりたい。どのラインからも攻撃できる選手になりたいです」と意欲満々だ。