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少年少女スポーツ 2023年12月の話題
涌井杯争奪松戸地区選抜
五香六実B優勝
同地区対決でリベンジ
涌井杯争奪第28回松戸地区選抜ソフトボール大会は12月3日、市内松戸南高校グラウンドで決勝があった。決勝は昨年と同じく前回覇者の五香六実A(やなぎフューチャー、一文字、金ケ作連合)と五香六実B(若竹シャークス、東町、六実ひまわり連合)の同地区A対Bの対戦となりBチームがAチームを2―1の接戦で制し、リベンジを成し遂げ優勝した。三位は松戸西(古ケ崎SK、南花島連合)だった。「正直なところ同じ仲間なので、できればどちらの笑顔も見たかった」とBチームの八木義継監督は複雑な胸の内を明かす。
試合はBチームが一回、1死二塁のチャンスに3番藤巻圭がタイムリースリーベースで1点を先制。続く4番寺平颯矢がライト前にタイムリーヒットを放ち2点目を追加し、これが決勝点となった。完投した佐々木侑祐投手も1点を失うもピンチをしのぎ、2―1で勝利した。
で地元のソフトボールチームに所属していたプロ野球中日ドラゴンズ涌井秀章投手の優勝杯をかけた本大会は31の子ども会が11チームに編成し、予選を経て決勝トーナメントで戦った。
千葉ロッテ4位指名
プロでの活躍誓う
高塚新田ラークス出身の早坂さん
松戸市立東部小学校時代に地元の少年野球チーム「高塚新田ラークス」で野球を始めた早坂響(おと)さんが、プロ野球の千葉ロッテマリーンズからドラフト4位で指名された。早坂さんは11月29日、松戸市役所を訪れ本郷谷健次市長にプロ野球での活躍を誓った。
同市立第五中学校時代に捕手として活躍。幕張総合高校2年時に強肩を買われ、捕手から投手に転向。今夏の高校野球千葉大会ではベスト16進出に貢献した。右投げ右打ち、最速151㌔の直球と、130㌔を超える高速スライダーが武器だ。
ロッテとの入団契約を交わした早坂さんは「プロになるという実感がもてた。最終的に160㌔の速球を投げられるようになりたい。自分を見出してくれた(幕張総合の)柳田監督には感謝している」と力強く語った。本郷谷市長は「松戸には涌井秀章投手(中日ドラゴンズ所属)のような先輩もおり、努力を惜しまず練習に励んでほしい」と激励した。
高校時代、勉強と野球の両立を目指し、国語、とくに文章読解が得意という。捕手の時は、どちらかというと受け身のプレーだったが、投手になってからは自分が守備の要であり、基点としての責任感が強くなったという早坂さんは「プロ野球で活躍して松戸市のことを全国にPRしたい」と笑顔をみせた。
リーグワン開幕
東葛 D1復帰へ白星発進
NTTジャパンラグビーリーグワンが開幕。東葛エリアをホームタウンとするNECグリーンロケッツ東葛は昨年D(ディビジョン)1からまさかの降格。D2での戦いが始まった。
東葛の開幕戦は12月9日、ホーム柏の葉公園総合競技場で行われ、ラグビーW杯フランス大会に日本代表として出場し、大活躍をしたキャプテンのレメキ選手が流れを引き寄せるトライなどでチームを牽引。昨シーズンリーグ戦全勝の浦安D―Rocksに31―28で勝利し、好スタートを切った。
前半、東葛は7―14のビハインドからレメキ選手が味方のスローインからのこぼれ球を拾うと相手自陣の間を突き一気に走り込んでトライするなど、一進一退の接戦を制した。
試合後、第103回全国高校ラグビー大会へ千葉県代表として出場する流通経済大学付属柏高等学校ラグビー部員がグラウンドに登場。スタジアムの観客へ、12月27日花園で開幕する全国大会での健闘を誓った。
箱根駅伝
2年ぶり23回目の挑戦
中央学院大 市長に健闘誓う
新年1月2日、3日に行われる「第100回東京箱根間往復大学駅伝競走」に2年ぶり23回目の出場を決めた中央学院大学駅伝部が12月12日、我孫子市役所を訪れ星野順一郎市長に健闘を誓った。
今秋行われた予選会では、57チーム中総合9位で本大会出場権を獲得。川崎勇二監督は「今年は故障者が少なく、メンタルヘルスケアをしていきたい」と、チームの団結力の強さがカギと話した。主将で4年の飯塚達也さんは「学生時代、最初で最後の挑戦となる。覚悟と志を持って、主将としてチームを引っ張っていきたい」ときっぱり。同じく4年の伊藤秀虎さんは「雑草魂を感じられる走りをみせたい」と力強く語った。星野市長は「4年生最後の走りだから、後輩たちに勇姿を見せてほしい」とエールを送った。同市では2日、貸し切りバスで約100人の応援団が駆けつける。