少年少女スポーツ2024年7月の話題
ミニバスケットボール
野田市近隣招待交流大会
男子・ウィングスが逆転V
第35回野田市近隣スポーツ少年団ミニバスケットボール招待交流大会男子決勝が6月2日、野田市清水台小体育館であり、ウィングス(柏)と流山イーストMBCが激突。手に汗握る一戦は、ウィングスが流山イーストを37―36の1点差で逆転優勝した。3位は野田中央オリーブ。野田市招待の近隣8チーム(鎌ケ谷・野田支部、柏支部)が参加、トーナメント方式で争った。女子は同市中央小体育館を会場に東深井が決勝で中原と戦い、57―36で勝利し、頂点に立った。3位は岩木だった。
ウィングスは昨年の新人戦決勝で流山イーストに敗れていた。第2Qまでは26―18と順調なスタートでリードを奪ったが、第3Qでマークがゆるみ、35―33と2点差までに迫られる。最終Qは、両チームともに激しい攻防が繰り広げられ、手に汗握る試合となった。ウィングスは流山の圧力のせいか3連続のファールでフリースローを献上、流山の尾田大和に逆転フリースローを決められ35―36と1点ビハインドとなる。しかし、ここであきらめなかったのはウィングス。笠井詩が値千金のシュートを決め今度は37―36とひっくり返し、わずかな残り時間を必死に守りきり勝利した。
最優秀選手賞に輝いたウィングス片山陽仁主将は「勝ててほっとしました。守り方の練習をしたおかげです」と試合を振り返った。ウィングス田中亮平ヘッドコーチは「昨年は県大会に出場できなかった。その苦しい思いを試合でぶつけた」と選手の頑張りをたたえた。
男子決勝
ウィングス 37-36 イースト
剣道
近隣市町中学校
男子 野田南部が準優勝
第43回「近隣市町中学校剣道大会」(松戸市教育委員会、千葉県中学校体育連盟松戸支部、松戸市剣道連盟主催)が6月8日、同市の松戸運動公園体育館であった。男子の部で野田市立南部中が準優勝、松戸四、新松戸南の松戸勢が3位に入った。女子では木刈(印西)が3位と健闘した。
男子50校、女子48校が参加して団体戦の男女別トーナメントが行われた。男子の部は萱田(八千代)が2年連続2度目、女子は千葉明徳(千葉)が初優勝を果たした。
男子の部では、東葛勢3校がベスト4に進出。野田南部は準決勝で新松戸南を制し、決勝で萱田に0勝2敗3分けで敗れた。
野田南部は昨秋の県新人体育大会に葛北代表として出場。個人戦でベスト8に入った部長の三村佳広(3年)は「全員で勝ち取った準優勝。価値があると思います」と胸を張る。
顧問の尾崎仁先生は「優勝を狙っていました。絶対に勝ってやる、という気持ちの面で相手が上回っていた」。悔しさをにじませながらも、中学校総体へ向けて「次につながる結果だと思います。関東大会出場をめざしたい」と決意を新たにしていた。
パリ五輪
女子バスケの宮崎選手
2度目のパリ五輪へ
柏市をホームタウンとする女子バスケットボールENEOSサンフラワーズ所属の宮崎早織選手が7月10日、柏市役所に太田和美市長を訪ね、パリ五輪の日本代表に選出されたことを報告。「2度目の五輪。緊張もありますが絶対に金メダルを取りたい」と決意を語った。
宮崎選手はサンフラワーズ在籍11年目。昨年からキャプテンを任され、チームの大黒柱だ。太田市長は「持ち前の明るさ元気さをパリでも発揮して、世界に柏の名を轟かせてほしい」と激励し、市立柏高校バスケ部員たちによる応援メッセージ入りの日の丸を手渡した。宮崎選手は「小さい頃から見ていた舞台。願っていることは諦めないで頑張ってほしい」と子どもたちへエールを送った。