サッカーの10月の話題
松戸市議長杯争奪サッカー6年生の部
常盤平少年SC
4～6年生の83チームが参加した第22回松戸市議長杯争奪サッカー大会は9月17日、予選の松戸リーグを1位通過した各学年6チームずつの順位決定リーグが、主水サッカー場で行われた。6年生の部は、常盤平少年SC(A)が矢切SC(A)を下して優勝した。
▽6年生の部決勝
常盤平 2-0 矢切
押し気味に試合を進める常盤平は前半16分、ボランチ(FWとDFの中間に位置し、攻守のバランスをとる役割の選手)平野航琉君のゴールで先制した。左サイドを駆け上がり、安蒜大翔君のスルーパスを冷静に蹴り込んだ。
2点目は後半15分。またも平野君が決めた。ゴールほぼ正面に抜け出し、後藤大輔君のパスをうまく足元に収めて逆サイドに流し込んだ。殊勲の平野君は「大事な場面でしっかり決めることができた」と満面の笑み。トラップが正確だからこその2得点だった。
青垣翔君、北濱直輝君を中心としたDF陣もよく頑張った。165センチの長身コンビは、ハイボールに強いだけでなく、キック力がある。守りから一転、前線にロングボールを供給し、攻撃の起点にもなった。
順位決定リーグの2試合と決勝の一日3試合。常盤平の上田真司監督は「しびれる3試合だった。6年生になって初めての優勝。勝ちたいという強い思いが子どもたちの力になった」と喜んだ。
3位までの成績は次のとおり。
【4年生の部】①トリプレッタSC(A)②矢切SC(A)③新松戸SC(A)
【5年生の部】①まつひだいSC②松戸旭SC(A)③ドリームユニヴァースクリエイターズSC(A)
【6年生の部】①常盤平少年SC(A)②矢切SC(A)③きぼうSC(A)
京葉ガス杯争奪サッカー
トリプレッタ3年ぶりV
第32回京葉ガス杯争奪サッカー大会(3年生・8人制)の決勝が10月2日、松戸運動公園陸上競技場で行われ、トリプレッタSC(A)がFCトリム(A)を1―0で破り3年ぶりの優勝を決めた。
同大会は松戸市内27チームが参加し8ブロックによるリーグ戦の後、各ブロックの勝者8チームで決勝トーナメントを争った。
試合前、トリプレッタキャプテンの徳永悠君は、相手の気持ちの強さを感じ取り「先に1点取ろう」とチームを鼓舞した。前半、トリムゴールをおびやかし、再三シュートを放つもなかなかゴールを決めきれない。一方トリムは多少固さが見られ足が思うように動かず、シュートも放つが決められない。ハーフタイムにトリムベンチでげきが飛ぶ。「しっかりボールを止めてパスを回そう!」
後半、トリプレッタはトリムエリアの右サイドからボールを奪い、上げたセンタリングが相手守備陣に当たりこれがオウンゴールとなる。トリプレッタが待望の1点を先取した。その後両チームの一進一退の攻防が続いたが、そのままトリプレッタが1点を守り切り優勝の栄冠に輝いた。
優勝したトリプレッタSCの石井達也監督は試合を振り返り「前半決めきれなかったのはつらかったが8割方思いどおりの試合ができたと思う。今日3戦した中で決勝戦が一番出来は良かった」と選手をたたえた。キャプテンの徳永君は「優勝できてうれしいです。サイドからクロスを上げる攻撃が良かった。尊敬するイニエスタ選手のようになりたい」と元気に話してくれた。3位決定戦は松戸小金原FC(A)が2―1で新松戸SC(A)を下した。
優 勝=トリプレッタSC(A)
準優勝=FCトリム(A)
3 位=松戸小金原FC(A)
4 位=新松戸SC(A)
第37回我孫子市少年交流大会
我孫子に強豪24チーム集結
ヴィスポ柏99が準優勝
小学4年生の8人制サッカー・第37回我孫子市少年交流大会(我孫子市サッカー協会主催、同四種委員会主管)の決勝トーナメントが9月19日、同市五本松運動広場などであった。
流山、野田、柏、習志野、松戸、成田の各市を始め、茨城県牛久、常総、取手、つくばの各市と利根町の11市町から16チームと地元8チームの計24チームが参加した。
19日は3チームずつのブロック予選結果によって1～3位の順位別トーナメントを実施した。あいにくの小雨で、グラウンド脇には「テント村」が出現し、雨を避けながらの大会となった。
1位トーナメント決勝は連覇を目指す藤崎SC(習志野市)とヴィスポ柏99の対戦。ヴィスポはFKを直接決めて先制したが、藤崎に同点ゴールを許すなどで、1―3で敗れて準優勝。ヴィスポの丹羽智哉主将は「みんな頑張ったけど、相手のパス回しをカットできなかった」と悔しがった。
桑田倫明監督は「前からプレッシャーがあればよかったが、続かなかった。でもゴールへの意識が高かった点は評価したい」と話した。
2位トーナメントでは布佐少年SC(我孫子市)が、とりで倶楽部(取手市)を1―1からのPK2―0で競り勝って優勝した。
