少年野球 2021年1月の話題
松戸市卒業記念
常盤平ボーイズ連覇 強敵野菊野と白熱の攻防

第45回松戸市少年軟式野球連盟卒業記念大会は12月12日、同市の千駄堀スポーツ広場で決勝があり、常盤平ボーイズが野菊野ファイターズを2―1で破り、2年連続8度目の優勝を果たした。3位は小金原ビクトリーと双葉だった。
▽決勝
常盤平ボーイズ | 1-0-0-0-1-0-0 | 2 |
---|---|---|
野菊野ファイターズ | 0-0-0-0-0-0-1 | 1 |
⚾…常盤平が継投策で逃げ切り、秋季大会決勝で逆転負けした野菊野に雪辱した。初回に岩崎慶悟君の適時打で先制し、五回にはワイルドピッチで2点目。これが決勝点となった。
先発の原瑛心君は4回を投げ被安打2、無四球と完ぺきに近いピッチング。秋季大会では初回に2点を失い、二回で降板しているだけに心に期すものがあったという。「絶対に4回を投げ切る、と思ってマウンドに立ちました」
七回裏、抑えの山口遥太君が1アウトを取ったあと制球を乱し、4連続四球を与えてしまう。1点差。田口良伸監督が動いた。2番手で1回3分の1を投げた成毛里帆さんを再びマウンドへ。成毛さんは緊迫した場面にも動じず、後続2人を打ち取った。
最後の打者となった野菊野の好打者、宮尾日色君の左翼への大きな飛球を山口君が捕球した瞬間、常盤平ベンチと応援席は歓喜に包まれた。山口君は四回にも無死一、二塁で左中間へ飛んだライナー性の飛球を好捕。すばやく二塁に送球して併殺に仕留めている。守りで勝利に貢献した。