少年野球 2021年5月の話題
第40回野田市少年野球春季大会

清水タイガースV3
左腕エースが4回無失点
▽決 勝
南部ルーキーズ | 0-0-0-0-1-0-0 | 1 |
---|---|---|
清水タイガース | 2-1-0-0-2-0-X | 5 |
第40回野田市少年野球春季大会は4月12日、同市の関宿少年野球場で決勝があり、清水タイガースが南部ルーキーズを5―1で破り、3大会連続12度目の優勝を果たした。清水と南部は千葉日報旗戦に出場する。3位は西新田子ども会と野田ブレーブス中地だった。
⚾…初回の攻防が勝敗を分けた。無死二、三塁と攻めながら得点できなかった南部に対し、清水は2死から藤井快地君が左前打、小林謙真君が右中間二塁打で続き、青木涼我君がセンターの頭上を破る2点適時二塁打。クリーンアップトリオの3連打で試合の流れを引き寄せた。
二回は、センター越え三塁打の高野煌大君を齋藤大河君がスクイズでかえして加点。2点差とされた五回には3四死球と内野安打2本などで2点を追加し、南部を突き放した。
先発の左腕エース小林君は2回3分の2を投げてショートにまわり、六回2死一塁の場面で再登板。計4イニングを被安打1、無失点に抑え、「置きにいかずに強気の投球を心がけました。県大会までに球速も制球力も磨きたい」。
全日本・関東学童東葛地域予選を兼ねた3月の東葛選手権では、ミスから失点して初戦敗退。そこから短期間で立て直してきた。久島弘也監督は「夏までにどこまで成長できるか。1試合でも多く勝ちたい」と健闘を誓った。
第46回松戸市少年軟式野球連盟春季大会

大橋みどり5年ぶり
投打かみ合い野菊野下す
▽決 勝
大橋みどりファイターズ | 0-4-0-0-1-2-0 | 7 |
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野菊野ファイターズ | 0-1-1-0-0-0-0 | 2 |
第46回松戸市少年軟式野球連盟春季大会は5月3日、同市の紙敷球場で決勝があり、大橋みどりファイターズが野菊野ファイターズを7―2で破り、5年ぶり3度目の優勝を果たした。大橋みどりは3月の東葛選手権で準優勝し、関東学童県大会の出場権を獲得しているため、千葉日報旗戦には準優勝の野菊野と、3位の根木内ヤングスターズ・ベースボールクラブ大和の連合チームが出場する。
⚾…大橋みどりは8安打で7得点。長打3本がいずれも点に絡んだ。二回、櫻庭開斗君の右前打を足がかりに内野ゴロで先制し、なおも2死満塁。柴田樹君がセンター越えに走者一掃の三塁打を放ち、いきなり4点をリードした。
野菊野に2点をかえされ流れが傾きかけた五回、1死三塁で森瀬成君が左中間へ二塁打。貴重な追加点を挙げた。六回には先頭打者の伊東遼馬君がレフト越え二塁打。主将の島内陽路君のタイムリーなどで2点を加え、ダメを押した。
先発して3回を投げ、ノーヒットながら2失点の島内君は「仲間がカバーしてくれました」。2番手の鷲頭大輝君が4回を被安打2、無失点に抑えた。
投打がかみ合っての快勝に、西原大助監督は「守りを重視し、総合力で戦う全員野球が持ち味。自分たちの野球ができました」。6月19日からの関東学童県大会でも「全員野球」を貫くつもりだ。
第94回鎌ケ谷市民少年野球大会

中部ユニオンズV5
延長タイブレーク制す
▽決 勝
中部ユニオンズ | 0-0-0-2-0-0-0-1 | 3 |
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北初富セブンスターズ | 0-0-0-0-1-0-1-0 | 2 |
第94回鎌ケ谷市民少年野球大会は5月4日、同市の福太郎野球場で決勝があり、中部ユニオンズが延長八回タイブレークの末、北初富セブンスターズを3―2で破り、5大会連続優勝を果たした。中部は千葉日報旗戦に出場する。3位はすみれ少年野球部だった。
⚾…中部がタイブレークに入った延長八回1死満塁からの攻撃で、押し出しの四球で1点をリード。その裏、先発して3回無失点の安部龍太君が再登板し、打者2人を二塁フライに打ち取って競り勝った。
中部は四回、横田真鴻君と大越咲季さんのタイムリーで2点を先取するも、1点差の七回、守備が乱れて追いつかれてしまう。
土壇場での同点劇。タイブレーク突入に、主将の野口拓海君は「きょうは絶対に勝つ」。そう思う伏線があった。
2日前、5月2日の全日本学童葛南予選初戦で、中部は我孫子市のリトルジャガーズと対戦。タイブレークの延長八回でも4―4と決着がつかず、抽選で敗れたのだ。
橋本康一監督は「タイブレークを経験しているのは強み。選手たちも悔しさを晴らしたいと思っているはず」と前向きにとらえていた。千葉日報旗戦に向けては「守り切って、少ないチャンスをいかす野球をしたい」と話した。
第89回流山市少年野球春季大会

東深井ボーイズ優勝
6年ぶり2度目
▽決 勝
八木南クラブ | 0-1-0-0-4-0 | 5 |
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東深井ボーイズ | 1-2-4-0-0-X | 7 |
第89回流山市少年野球春季大会は4月17日、同市のおおたかの森スポーツフィールドで決勝があり、東深井ボーイズが八木南クラブを7―5で破り、6年ぶり2度目の優勝を果たした。東深井と八木南は千葉日報旗戦に出場する。3位は流山ホークスだった。
⚾…初回、東深井ボーイズは八木南クラブに無死一、二塁のチャンスを与えるも無失点に抑え、攻撃では2番松下寛大朗君のライトフェンスを大きく超える超特大ホームランで先制。二回表に追いつかれたが、その裏7番からの4連続安打で2点を挙げ突き放し、三回も大量4得点。五回に八木南クラブの猛追で4点を返されるも、守り切り勝利した。
試合後、小野寺俊介監督は「昨年秋の新人戦で負けたリベンジができました。県大会は技術と心を磨いて相手に向かっていく気持ちを持てるチーム作りを目指します」と意気込みを語った。主将の中西勇人君は「みんなで協力して勝つという意識を強く持っていたので、守備もエラーが少なくよかったと思います」と振り返った。