少年野球 2023年6月の話題
第25回柏市少年野球低学年春季大会

豊上ジュニアーズV6
戦力充実 四回コールド
第25回柏市少年野球低学年春季大会(広島建設セナリオハウス旗争奪)は5月6日、同市の富勢運動場で決勝があり、豊上ジュニアーズAが増尾レッドスターズAに10―1で四回コールド勝ちした。豊上の優勝は6大会連続8度目(2020年は中止)。3位決定戦は豊上Bが松葉ニューセラミックスジュニアを9―2で下した。
⚾…豊上投手陣の軸となる左腕トリオのうち、速球派の2人が登板した。先発の中尾栄道は3回1安打1失点。山﨑柚樹が1イニングを無失点に抑えた。もう一人の土屋孝侑は打たせて取るタイプだ。
中尾は一回、2者連続三振に打ち取ったあと四球で走者を出し、4番・北村柚空の左越え三塁打で1点を失った。中尾は「あの一球だけ真ん中に入ってしまった」と悔やむが、打者12人に対し7奪三振と持ち味を存分に発揮した。
打線も7安打で10得点とそつがなかった。一回2死後、佐藤惺南の左前打からチャンスを広げ、タイムリー3本であっさり逆転。三回には打者10人の攻撃で大量7点を加えた。
低学年チームの指導歴が長い加藤秀和監督は、今年度の戦力について「バッテリーを中心としたチームづくりをしている最中」と前置きして、「過去のチームと比べると、体を動かすのがうまい子が多い。ダントツで強いです」。
低学年チームにとっては9月の千葉県少年野球低学年大会(ロッテ旗)が最大目標となる。3度出場しながら、まだ優勝がない加藤監督は「ことし優勝できなければ監督の責任」と、自らプレッシャーをかけるように言い切った。
▽決勝
増尾レッドスターズA | 1-0-0-0 | 1 |
---|---|---|
豊上ジュニアーズA | 3-0-7-X | 10 |
第48回松戸市少年軟式野球連盟春季大会ジュニア戦

常盤平ボーイズ3連覇
大橋みどりの反撃しのぐ
第48回松戸市少年軟式野球連盟春季大会ジュニア戦(本清鋼材旗争奪)は5月5日、同市の紙敷スポーツ広場で決勝があり、常盤平ボーイズが大橋みどりファイターズに5―4で勝ち、優勝を果たした。優勝した常盤平ボーイズは東葛地区大会への出場が決定した。
⚾…試合は一回表、大橋みどりが先制すると二回裏、常盤平ボーイズは無死満塁のチャンスに8番上野龍貴が四球を選び押し出しで同点。続く満塁のチャンスに守備が乱れるなどで3点を追加。打者10人で一挙4点を挙げ逆転に成功。
三回表、追う立場になった大橋みどりは1死二、三塁のチャンスに二塁への牽制球が悪送球になると、三塁走者が生還し1点を返すもその裏、常盤平ボーイズは1死一、三塁で9番川上琉輝がスクイズを決め、三塁走者山口裕大がスタートよくホームを駆け抜けて5点目をあげた。
3点差で迎えた最終六回、大橋みどりは相手バッテリーの乱れから2点を返し、さらに2死満塁と一打逆転まで迫るが、常盤平ボーイズが落ち着いて守り切り3連覇を達成した。
▽決勝
大橋みどりファイターズ | 1-0-1-0-0-2 | 4 |
---|---|---|
常盤平ボーイズ | 0-4-1-0-0-X | 5 |
第26回流山市少年野球低学年大会

流山ホークス初優勝
二回に長打攻勢で大量点
第26回流山市少年野球低学年大会(ロッテ旗予選)の決勝が5月27日、市内少年野球場であり、流山ホークスが流山シャークスに9―2で圧勝。チーム悲願の低学年大会初優勝を遂げた。優勝したホークスと、準優勝のシャークスは東葛ロッテ旗大会への出場権を手にした。大会には市内14チームが参加、トーナメント方式で優勝を争った。
⚾…昨年、初優勝を懸けた決勝で南流ファイターズに敗れ、悔しい思いを経験したホークス。
初回に両チームは2―2と互角にスタート。シャークスの攻撃をリズムよく3者三振で仕留めるとホークスは1死二、三塁のチャンスに1番佐藤丞がレフトオーバーの三塁打を放ち2得点。再び1死二、三塁のチャンスをつくり3番外村太獅がセンターオーバーのタイムリースリーベースで2点を加えた。
長打力が際立ったホークスは、得点を積み重ねシャークスを8―2と大きく引き離した。四回にも1点を加え、時間制限のためゲームセット。悲願のタイトルを手にした。
▽決勝
流山シャークス | 2-0-0-0 | 2 |
---|---|---|
流山ホークス | 2-6-0-1X | 9 |