少年野球 2024年10月の話題
松戸市少年軟式野球連盟秋季大会

常盤平ボーイズV4
大橋みどりの猛追しのぐ
第49回松戸市少年軟式野球連盟秋季大会(J:COM旗、市長旗争奪戦)は9月8日、同市の千駄堀多目的広場で決勝があり、常盤平ボーイズが大橋みどりファイターズを4―3で破り、4年連続10度目の優勝を果たした。両チームは、ろうきん旗大会に出場する。3位はセントラルパークスだった。
4年連続の決勝同一カードは、ことしも常盤平に軍配が上がった。
0―0で迎えた三回、強力打線の常盤平が、小技で先制した。1死一、三塁から牛方陽斗が外角高めのボール球に飛びついてバットに当て、スクイズを成功させた。四回は相手のミスに乗じて2点を追加。1点差に迫られた五回には、宮村龍晴のタイムリー二塁打で突き放した。
大橋みどりは終盤に激しく詰め寄ったが、二回の1死二塁、三回の1死満塁の好機に得点できなかったのが痛かった。常盤平の黒岩晴信監督も「ピンチをしのいで、先制できたことが大きかった」と振り返る。
常盤平はこの日、5年生が関東学童軟式野球秋季県大会準々決勝と日程が重なったため、6年生12人だけで試合に臨んだ。黒岩監督は「厳しい試合でした。12人全員でつかみ取った勝利です」。主将の牛方は「まとまりのあるいいチームだと思っています。最後の県大会は、打ち勝って優勝したい」と力を込めた。
▽決勝
大橋みどりファイターズ | 0-0-0-0-2-1 | 3 |
---|---|---|
常盤平ボーイズ | 0-0-1-2-1-X | 4 |
野田市少年野球秋季大会

ブレーブス中地優勝
投打かみ合い清水に快勝
第43回野田市少年野球秋季大会は9月15日、同市の関宿少年野球場で決勝があり、野田ブレーブス中地Aが清水タイガースを5―2で破り、3年ぶり2度目の優勝を果たした。3位は野田ドンキーズだった。
ブレーブス中地は投打がかみ合い、快勝した。
一回に相手の守りのミスで先制すると、二回は金丸昊平の適時二塁打、三回は2死三塁からワイルドピッチで加点。四回には無死満塁のチャンスをつくり、長谷川絆の適時打と犠飛でリードを広げた。
先発の大竹瑛士は4回3安打無失点。エース、そして主将の責任を果たした大竹は、関根芳則監督への感謝を口にした。結果が出なかった時期に毎週、監督宅を訪れてアドバイスを受けたという。「リリースポイントや体の使い方、気持ちの部分を教わり、ここまでくることができました」
関根監督の胴上げが行われた。「20年ぐらい監督をしていますが、勝てない監督でした。優勝したら胴上げしてね、と選手たちにおねだりしていました」。願いがかなって選手らの手で5度、宙に舞った。
▽決勝
清水タイガース | 0-0-0-0-0-2 | 2 |
---|---|---|
野田ブレーブス中地A | 1-1-1-2-0-X | 5 |
我孫子市少年野球秋季大会

ブラックバード三冠
決勝でサヨナラ勝利
第49回我孫子市少年野球秋季大会(朝日新聞社など後援)は9月29日、同市少年野球場で決勝があった。ブラックバードがサンスパッツを4―3で破り、22大会ぶり4度目の優勝を果たした。3位は湖北フレンズだった。
決勝はサンスパッツが初回、長原輝のレフトオーバーの二塁打を皮切りに、3点を奪った。ブラックバードもその裏、1点を返すもその後、膠着した試合が続いた。四回裏、意地を見せたブラックバードは、2点を返し同点に。最終回、サンスパッツの攻撃を0で抑えたブラックバードは四球と二塁打で無死二・三塁のチャンス。前の打席で二塁打とあたっている後藤奏人はショートに強い打球を転がし、三塁ランナーが生還、サヨナラ勝ちした。ブラックバードは新人戦、春季大会に続き、三冠に輝いた。
試合後、ブラックバード小嶋崇監督は「チーム全体のレベルが上がり、ライバルチームに勝ててよかった」と選手をたたえた。南瑛太主将は「負けていても逆転できる自信はあった。県大会では優勝を目指します」と話した。
▽決勝
サンスパッツ | 3-0-0-0-0-0 | 3 |
---|---|---|
ブラックバード | 1-0-0-2-0-1X | 4 |
白井市秋季交流野球大会

白井ライナーズ春秋連覇
エース温存で接戦制す
2024年度白井市秋季交流野球大会が9月15日、冨士南園広場であった。白井ライナーズとDSツインズ・清水口ファイターズ連合チーム(以下、DS・清水口)、七次台ジャガーズの3チームが参加し、総当たりで戦った。2勝した白井が優勝、2位はDS・清水口、3位は七次台だった。
最終戦は、七次台にともに勝利した白井とDS・清水口が優勝を争い戦った。二回まで両チームともに得点できずに進むも白井が三回表、1死一・二塁のチャンスに河内悠のスリーベースで2点を先制。DS・清水口もその裏、1点を返すも四回表に白井がさらに2点を追加し、リードを広げた。意地を見せたいDS・清水口は、一挙3点を挙げ同点に追いついた。五回に2死二・三塁から鈴木咲都がセンターへ決勝打を放ち、白井が接戦を制した。
試合後、白井の後藤広宣監督は「接戦は覚悟したが、粘り強さが出た大会だった」と、選手をたたえた。前日の試合で投げていたため今日は温存となったエースの河内悠は「優勝できたのはうれしい。チームには打撃で援護ができた」と話した。
▽決勝
白井ライナーズ | 0-0-2-2-1 | 5 |
---|---|---|
DSツインズ・清水口ファイターズ連合チーム | 0-0-1-3-0 | 4 |
流山市少年野球大会秋季大会

カージナルス秋季優勝
2年連続5度目の頂点に
第96回流山市少年野球大会秋季大会の決勝が9月15日、市内少年野球場であり、カージナルスが流山ホークスに7―4で勝利し、秋季大会を2年連続5度目の頂点に立った。3位は加岸ベアーズだった。
決勝は春秋連覇を狙うホークスと春季大会準決勝でホークスに敗れ雪辱に燃えるカージナルスの戦い。初回、二回共に1点ずつを奪い合い、三回にはカージナルスが2得点すると四回にホークスが追いつくシーソーゲーム。試合を決定づけたのは五回表のカージナルスの攻撃。無死二塁チャンスに中村剛がレフトの頭を超える適時二塁打などで3点を奪った。五回、六回とカージナルスが得点を許さず、リベンジを果たした。
試合後、カージナルス加賀谷紀明監督は「厳しい試合展開でしたが、選手がよく動いてくれました。このチームで臨む最後の市内大会なので、支えてくれるみな様に感謝の気持ちをあらわしてくれました」と選手をたたえた。北之防光晟主将は「春の大会でボコボコにされて負けたので、その雪辱を果たせてとてもうれしいです」と話した。
▽決勝
カージナルス | 1-1-2-0-3-0 | 7 |
---|---|---|
流山ホークス | 1-1-0-2-0-0 | 4 |
鎌ケ谷市民少年野球秋季大会

中部ユニオンズ春秋制覇
決勝でも攻守で圧倒
第101回鎌ケ谷市民少年野球秋季大会は9月15日、同市の福太郎野球場で決勝があり、中部ユニオンズが西部ジュニアを11―1で破り、春季・秋季大会を連覇した。中部は葛南代表として、少年野球千葉県選手権大会(ろうきん旗大会)に出場する。3位はすみれ少年野球部だった。
決勝、中部は初回から打者一巡の猛攻で一挙6点を奪う。相手エラーに乗じて盗塁とヒッティングの連続攻撃で西部を圧倒し、さらに二回に3点、三回にも2点を加え大量11得点で西部を大きく突き放し勝利した。西部は五回に意地の1点を返すも、中部の4人の投手リレーで打線を封じられ涙を呑んだ。エースの平木健晴は投打ともに大活躍。投げては3イニングを無失点で抑えた。打ってはヒット2本と1四球で全打席出塁した。平木は「今日はいつも以上にいいピッチングでした。県大会では優勝を目指しがんばります」と話した。中部の嵯峨剛監督は試合を振り返り「今日は子どもたちの心の成長を感じた。大量点をとっても集中力を切らさず最後まで頑張った」と選手をたたえた。
▽決勝
西部ジュニア | 0-0-0-0-1 | 1 |
---|---|---|
中部ユニオンズ | 6-3-2-0-X | 11 |