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朝日スポーツキッズ 5月の1面話題
オークスベストフィットネス旗争奪第41回柏市少年野球春季大会
高野台ジャガーズ快勝
全日本学童予選に続き2冠目
オークスベストフィットネス旗争奪第41回柏市少年野球春季大会は5月3日、柏ビレッジで決勝があり、高野台ジャガーズが柏ドリームスを9―2で破って優勝した。3位決定戦は光ケ丘シャークスが新栄ファイヤーズに6―5でサヨナラ勝ちした。3位までのチームは8月の千葉日報旗大会に出場する。
▽決勝
柏ドリームス
0010010 2
202014/ 9
高野台ジャガーズ
3月にあった全日本学童県大会の柏市予選を勝ち抜いた自信だろうか。高野台が投打で柏ドリームスを圧倒し、同市少年野球連盟の主要4大会(全日本学童、春季、夏季、秋季)の2冠目を手にした。
打のヒーローは3番打者の橋本廣平君。2ラン3本で6打点と勝利に大きく貢献した。一回裏、1死二塁でライト右を破る先制のランニング本塁打。1点差とされた三回にはレフト柵越えの2点本塁打で点差を広げ、六回にもレフト柵越えの2点本塁打を放った。
柏ビレッジで柵越えのホームランを打ったのは初めてという。元来、センター中心に打ち返すシュアな打撃が橋本君の持ち味。一回の打席では「先制点が欲しい場面だったので、右方向にヒットを打つよう心がけた」と話す。
勝敗を左右する局面が三回にやってきた。先発の石井涼君が1点を失い、なおも2死満塁のピンチ。ここで島田貞男監督は継投策に打って出た。石井君は捕手に回り、捕手で主将の吉田飛勇君がマウンドへ。
「心の準備ができていなかったので、ストライクが入るか不安だった」と吉田君。「強気で攻めよう。絶対に抑えてやる」と気持ちを奮い立たせ、4球で三振に仕留めた。
吉田君は六回に1点を失ったものの、4回3分の1イニングを投げて1安打8奪三振。気迫あふれる見事な投球だった。
少年野球と歩んだ40年
高野台・島田貞男監督
島田監督が高野台の低学年チームの指導を任されたのは28歳の時。翌年から代表チームの指揮を執るようになった。長男の直也さんも教え子の一人。茨城・常総学院のエースとして甲子園で準優勝し、のちにプロ野球で活躍した。
大手飲料メーカーを45歳で退職し、ラーメン店を開業した。県大会で勝てるチームをつくるために、自由に動ける時間が欲しかったことも、脱サラを決意した理由のひとつだった。
島田監督はいう。「子どもはうそをつかない。一生懸命教えれば、野球の結果だけでなく、人間としての成長といった形で応えてくれる」。現在、かつての教え子4人がコーチとしてチームを支えている。子どもと少年野球を心から愛する熱血監督は、7月で古希を迎える。
第27回東葛地区中学生選抜ソフトボール大会
昨年の王者 常盤平中倒し
小金南中初優勝
第27回東葛地区中学生選抜ソフトボール大会が、5月3日、4日に柏市の逆井運動場で開催された。決勝は、松戸勢の対戦となり、小金南中が連覇を狙う常盤平中を2―0で破り、悲願の初優勝を果たした。3位決定戦は松戸三中が市川七中に8―0で勝利した。
同大会は松戸市、野田市、流山市、我孫子市、白井市、市川市から参加した全16校が4ブロックに分かれ予選トーナメントを行い、各ブロックの1位4校が決勝トーナメントで戦った。
▽決勝
小金南中
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常盤平中
4日に行われた準決勝、決勝と連投の疲れも見せず、フルイニングを投げ切り、優秀選手賞に輝いた小金南中のエース武田美樹さんは、決勝を完封で勝利。打撃でも自らの三塁打で、追加点をお膳立てして優勝に貢献した。ショートの主将池内陽さんも五回裏の守備で頭上を越えそうなライナー性の当たりをジャンプして好捕し、決勝の七回表にタイムリーツーベースなど、活躍が光った。池内さんは「チーム力で勝ちに行けたのでうれしいです。私は最近、打撃の調子がよくないので、守備で何とかするしかないと思ってがんばりました」と初優勝を喜んだ。
優秀監督賞に選ばれた小金南中の大城由貴奈監督は、昨年4月に小金南中に赴任。監督に就任してからわずか1年で優勝に導いた。「練習以上に子どもたちが力を出してくれた結果。準決勝での松戸三中には春の大会で負けたので、みんなで何とかリベンジができ、決勝にも勢いがつきました」と選手全員で戦う姿勢を称えた。強豪勢の一角を切り崩したはつらつチームの大活躍だった。
▽準決勝
小金南中2―1松戸三中
常盤平中6―0市川七中