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朝日スポーツキッズ 6月の1面話題
第36回近隣市町中学校剣道大会
逆井中男子V3 女子は松戸二中が初優勝
県内の中学生剣士が集う第36回近隣市町中学校剣道大会(松戸市教育委員会、市剣道連盟など主催、朝日新聞千葉総局など後援)が6月10日、同市の松戸運動公園体育館であった。男子63校、女子59校の計122校、約850人が出場。団体戦の男女別トーナメントが行われ、男子は柏市立逆井中が3年連続7度目、女子は松戸市立第二中が初優勝した。
逆井中は、決勝で船橋市立七林中と対戦。副将戦で髙木琉生君(3年)が面と小手を連取して2勝0敗とし、大将戦を残して3連覇を決めた。3位は、東京学館浦安中と松戸市立第四中だった。
逆井中は今大会、3年生だけでメンバーを組んだ。レギュラーで唯一の2年生、土手健太君が林間学校のために出場できず、浦沢碧人君を先鋒に抜擢。その浦沢君が決勝で一本勝ちするなど勝利に貢献した。
主将の渡邊皓太君も「先鋒がつくってくれた流れをみんなでつないだ」と、浦沢君の活躍を勝因の一つにあげた。「積み重ねてきた練習の成果だと思う。このメンバーで優勝できて本当によかった」。物静かな主将の言葉に実感がこもっていた。
監督の井上雅仁先生が逆井中に赴任して6年目。この間、多くの大会で優秀な成績を収めてきた。この大会だけでも通算4度目の優勝となる。
そんな名指導者が3年前、新たな試みを始めた。朝練習に、約30分間の「切り返し」を取り入れたのだ。正面打ちと左右面打ちを連続して行う基本の反復。3年生たちは2年以上、この厳しい練習を続けてきた。
勝利至上主義では決してない。「練習に関しては一切妥協しないが、勝敗にはこだわらない。これからも剣道を続けていく根っ子の部分を少しでも身に着けてほしくて、種をまいているだけ」。井上先生はそう思っている。
女子は大将戦で決着
女子は7連覇中だった東京学館浦安中が欠場。決勝は松戸二中と鴨川市立長狭中が、ともに初優勝をかけて対戦した。
副将戦を終わって1勝1敗。本数も1―1で並ぶ好勝負となった。「最後は自分が決めなければ」と強い気持ちで大将戦に臨んだ松戸二中の主将、平野琴美さん(3年)が面を決めて歓喜の瞬間を迎えた。
平野さんは「私が勝てない時は、ほかの選手がカバーしてくれた」とチームワークの勝利を強調。監督の千葉智弘先生は「地元の大会で結果を出せて本当にうれしい。これで満足することなく、総体に向けて頑張ってほしい」と語った。
3位は、我孫子市立我孫子中と君津市立君津中だった。
野田市近隣スポ少ミニバス大会
松戸ミニ(男子) 2年ぶりにV
東深井(女子) 3年目で初優勝
第28回野田市近隣スポーツ少年団ミニバスケットボール招待交流大会は6月4日、野田市関宿総合公園体育館で決勝トーナメントがあり、男子は松戸ミニが野田中央オリーブを62―53で破り2年ぶりに優勝、女子は東深井レインボーズ(柏支部)が野田MBCを43―34で下し悲願の初優勝を遂げた。男女とも上位3チームは市原市で行われる県大会ジェフカップへの出場権が与えられ、男子は松戸ミニ、野田中央オリーブ、ウイングス(柏支部)が、女子は東深井レインボーズ(柏支部)、野田MBC、ウイングス(柏支部)が出場を決めた。
同大会は、野田市のチームをはじめ、東葛地域のチームが参加。各支部で予選が行われ、男女ともに8チームによる決勝トーナメントで頂点を目指した。
男子決勝は、昨年3位に終わり雪辱に燃える松戸ミニが野田中央オリーブに第4クォーターに猛追されるも9点差で逃げ切り優勝した。松戸ミニの小林万理コーチは「今日はディフェンスがうまくいってなかった。県大会ベスト4には入りたいが、今のままでは厳しい」とさらなる高みを目指す。キャプテンの山谷脩人君は「優勝できてうれしいです。でも、ミスが多くディフェンスをもっと努力したい」と謙虚に話した。
女子決勝は、後半互角の勝負も東深井レインボーズが第2クォーターまでの先攻リードを守り切り、昨年の覇者野田MBCを破った。東深井はチームが設立されてまだ3年、初優勝を手にした瀬尾剛監督は「2014年4月から半年間は負けしか知らなかったチームが成長し昨年は3位、今年は優勝することができ格別に嬉しい。選手はよくやった。県大会は優勝しか考えていない」と意気込んだ。キャプテンの庄司琴羽さんはつい1カ月前に試合で鼻骨骨折したばかり、それでもフェイスガードをして奮闘した。「初優勝でとても嬉しいです。県大会は優勝しかありません!」とファイトいっぱいに話してくれた。