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朝日スポーツキッズ 2017年9月月の1面話題
流山市少年野球相馬市長杯
流山市少年野球相馬市長杯
南流ファイターズ逆転
サヨナラ優勝もぎ取る
第31回流山市少年野球相馬市長杯大会の決勝が7月9日、おおたかの森スポーツフィールド運動場で行われた。16チームの頂点に立ったのは南流ファイターズ。流山マリーンズを4―3の逆転サヨナラで破り5年ぶり6度目の優勝を遂げた。
両チームには流山市代表として秋の少年野球千葉県選手権(ろうきん旗)大会の出場権が与えられた。
▽決勝
流山マリーンズ
1100100 3
1000003×4
南流ファイターズ
南流ファイターズは準決勝を7―1で東深井ボーイズに快勝、このまま勢いづくかと思われるも決勝では序盤から苦戦を強いられた。1―1で迎えた二回表、南流は守備が乱れ痛恨の3連続エラー、難なくマリーンズに追加点を献上し1―2とリードを許す。さらに五回表、マリーンズ吉田晃汰君のタイムリーヒットで1―3と引き離される。何とか追いつきたい南流だったがマリーンズバッテリーに抑えられ追加点ならずそのまま最終回へ。七回裏、南流は代打の松本凌星君が期待に応えレフト前ヒットで出塁。続いて四球、ボークで1死二、三塁とし、流れが大きく南流に傾き始める。ここで小関琉太君が一塁に転がし、ホームへの送球ミスで走者生還。1点を返し反撃の狼煙を上げる。プレッシャーのかかるマリーンズ投手は連続四球でまさかの押し出し、南流はついに3―3の同点に追いついた。ネクストバッターズサークルで準備する主将の栗山護一君の目にはなぜかすでに涙がにじんでいた。「ここで負けたくない。何とかぼくまで回してくれとずっと祈っていた」と後でその時の気持ちを教えてくれた。1死満塁で逆転のチャンスに栗山君は2塁方向に見事なスクイズを決め、走者をホームに還し4―3の逆転サヨナラでマリーンズを下し優勝をもぎ取った。最後まであきらめない気持ちが勝利を呼び込んだ。
優勝した南流ファイターズ瀧澤道祐監督は「子どもたちがよく頑張ってくれた。長打に欠ける打線なので足とバント練習の成果。しかし県大会までには力強いバッティング力をつけたい」と県大会に備える。
▽準決勝の結果
南流ファイターズ 7-1 東深井ボーイズ
流山マリーンズ 4-3 流山ホークス
全日本ジュニアテコンドー大会
寺島さん姉妹で日本一
松戸市長を表敬訪問
全日本ジュニアテコンドー選手権大会(日本国際テコンドー協会主催)が7月30日、日野市市民の森ふれあいホール(東京)で行われ、松戸市のインフィニティテコンドー松戸道場所属の寺島百合菜さん(逆井中2年)が組手C12―13女子―55㎏で優勝、3連覇を達成。妹のさゆりさん(逆井小5年)は組手C10―11女子―40㎏で優勝し、姉妹で見事、日本一に輝いた。型の部ではJ14―17女子赤帯の部で荒井涼音さん(松戸第6中2年)が優勝。全国から小中高生114人が集結した大会で松戸道場の3選手が快挙を達成した。
このほか、同道場から出場した10人が各カテゴリー別の3位までに入賞。8月23日、本郷谷健次松戸市長を表敬訪問し過去最高の戦績を報告した。本郷谷市長は「ぜひ来年もチャンピオンになって世界大会で活躍してください」と激励した。
3歳の時に同道場の代表を務める父親亮介さんの練習を見て、楽しそうだったのでテコンドーを始めたという百合菜さんは、「3年連続優勝できてうれしかったです。来年もがんばります」と力強く話した。
来年は日本で世界大会が開催される。松戸から世界チャンピオン誕生の期待が膨らむ。
同道場の主な入賞者
▽準優勝 福田透弥(小6・組手)、石山直斗(中3・組手)、古川優斗(中1・組手)、中村翔斗(小6・型)、寺島さゆり(小5・型)、荒井涼音(中2・組手)
▽3位 中村翔斗(小6・組手)、高岡珀人(小5・組手)、浦本柊太郎(小6・組手)、山本結楓(小6・組手)