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朝日スポーツキッズ 2018年4月の1面話題

全日本・関東学童軟式野球柏市予選

全日本・関東学童軟式野球柏市予選

松葉20年ぶり優勝

第38回全日本学童、第41回関東学童軟式野球大会の柏市予選が3月25日、同市の柏ビレッジで決勝があり、松葉ニューセラミックスが柏ドリームスを1―0で破り、20年ぶり4度目の優勝を果たした。松葉は全日本学童県大会、ドリームスは関東学童県大会に出場する。3位決定戦は、光ケ丘シャークスが豊上ジュニアーズを2―0で下した。

▽決勝
松葉ニューセラミックス
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柏ドリームス

 松葉が林翔吾君の投打にわたる活躍で接戦をものにした。三回、1死三塁から先制タイムリー。投げては五回から救援し、3イニングを打者9人で抑えた。
 先発の成瀬桜馬君は粘りの投球で、四回無失点。捕手の小路龍冬君も強肩で援護した。一回裏の守り。ヒットで出塁した先頭打者の二盗をぴしゃりと刺し、ピンチの芽をつみ取った。
 ドリームスは四回、長谷川晴輝君の二塁打と小川倖輝君のバント安打などで無死二、三塁。一打逆転のチャンスに、次打者は三塁ゴロ。一塁送球の間に思い切って本塁を突いた長谷川君がタッチアウトになり、得点できなかった。
 松葉の原口守監督は試合後、ほっとした表情で「やっとスタートラインにつけました」。
 4年生の時にロッテ旗争奪県大会でベスト8に入って以降、この市予選から全国大会へと駆け上がるためだけに長い時間を費やしてきた。今大会にピークがくるよう逆算して関東各都県の強豪チームと練習試合を重ね、戦力を強化してきた。第一関門をクリアしたに過ぎず、勝利の喜びに浸っているわけにはいかない――そんな思いが原口監督にはあるのだろう。
 苦しんだ時期もある。昨年の日本ハム旗争奪県大会は初戦で敗退。雰囲気に飲まれ、力を発揮できなかった。そこで原口監督は生活習慣から見直し、礼儀も厳しく指導したという。そんな経験を糧に松葉はまた一段、強くなった。
 一昨年は市代表の豊上が県大会を制し、全国大会に駒を進めた。「もう一度気を引き締めて県大会に臨みたい。粘り強さはどこにも負けない」。原口監督はそう思っている。
 ドリームスは松葉、光ケ丘、豊上の「3強」に割って入り、堂々の準優勝。四回の本塁突入について、岡野裕次監督は「積極的に攻めた結果であり、悔いはない」ときっぱり。夏以降の飛躍を予感させる戦いぶりだった。



我孫子市の泉屋 初希さん

小6ソフトテニスで全国優勝

小6ソフトテニスで全国優勝

 第17回全国小学生ソフトテニス大会が3月30日、31日の両日、千葉県白子町で開かれ、女子6年生シングルス部門で、手賀沼ジュニアソフトテニスクラブ所属の泉屋初希さん(我孫子市・根戸小6年)が優勝した。千葉県勢の女子シングルス制覇は初の快挙だ。
 今回は、全国から88人が各都道府県の代表として出場。まず22組に分かれた予選リーグを戦い、各リーグ1位の選手による決勝トーナメントで頂点を目指した。
 大会の会場となった海辺の白子町は、浜風がソフトテニス選手を悩ませるといわれ、「風に上手く順応できたことが勝因の一つかも知れません」と泉屋さんは冷静に勝因を分析。「特に緊張することはありませんでしたが、決勝は1―3で、負けそうなくらいのピンチから逆転できたことがとてもうれしい。自分を褒めた いと思っています」と笑顔で話した。
 小学2年の時、ミニSLに乗る目的で手賀沼公園にやってきて、隣のコートでのテニスプレーを見て、興味を覚えたという。練習は平日がナイターで3時間、休日は早朝から陽が沈むまで練習に没頭。テニスに打ち込む生活を送り、栄冠を掴みとった。
 今後の目標は「小学生時代から(国内)トップで活躍中の貝瀬ほのか選手(20)を目指したい」と力強く語り、「でも今、一番の目標は中学に進学して早くレギュラー選手に定着することと、新しい友達を作ること」と爽やかな笑顔で話した。中学生部門での活躍に期待したい。





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