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朝日スポーツキッズ 2018年7月の1面話題
流山市少年野球相馬市長杯大会
流山ホークス5年ぶり優勝
秋のろうきん旗県大会へ
第32回流山市少年野球相馬市長杯大会は6月30日、流山市総合運動公園野球場で決勝があり、流山ホークスが江戸川台フェニックスを5-4で破り、5年ぶり3度目の優勝を果たした。流山ホークスは第34回少年野球千葉県選手権(ろうきん旗)大会に東葛地域代表として出場する。
三回表を終わって流山ホークスが5点をリード。一方的な試合になるかと思われたが、江戸川台フェニックスが驚異の粘りで追い上げ、緊迫感のある好ゲームとなった。
四回裏、江戸川台フェニックスが1点差に迫り、なおも1死一、二塁。一打同点、長打が出れば逆転の場面で、流山ホークスは主将の中山凱心君にマウンドを託した。
「ここで点を取られたら相手に流れを持っていかれると思った。きっちり押さえて流れを引き戻したかった」。中山君は気迫の投球でピンチをしのぎ、最後まで1点差を守り切った。
流山ホークスにとっては昨秋の新人戦、春季大会に続く3つ目のタイトル。秋季大会で優勝すれば、市の四大大会「完全制覇」の偉業達成となる。
夏と秋に、東葛地域(松戸、野田、流山の3市)代表として二つの県大会に出場する。8月4日開幕の第48回千葉県少年野球大会(千葉日報旗戦)と、10~11月に開催されるろうきん旗戦。両大会とも16の地域予選を勝ち抜いた48代表チームが競う大舞台だ。
県大会ではこれまで、5年前の千葉日報旗戦でベスト16になったのが最高。新たな歴史を刻むための戦いを前に、倉持豊監督は「ベスト8以上を目標に頑張りたい」と力を込めた。
▽決勝
流山ホークス
302000 5
003100 4
江戸川台フェニックス
麗澤女子ラグビー部が誕生
麗澤女子ラグビー部が誕生
人工芝の専用グラウンドも
柏市の麗澤中学校・高校、大学に女子ラグビー部が誕生した。部員は高校1年の生徒3人、大学1年の学生3人の計6人。中学生が入部予定の来年度以降、女子チームの育成を本格化させる計画だ。
専任コーチの小泉幸一さんは、県内5つの高校でラグビー部監督を歴任。多くの日本代表を育成してきた名指導者だ。市立船橋高の監督時代に全国初の女子部員を受け入れたのがきっかけで、ラグビーに憧れる女子選手が小泉さんのもとに集まるようになった。県立我孫子高でも女子選手の育成に力を入れた。
麗澤ラグビー部の専任コーチに就任して2年。1年の準備期間を経て、女子ラグビー部の立ち上げにこぎつけた。「急に強くなったり、うまくなったりするスポーツではないので、中学生から時間をかけて育てていきたい」と小泉さん。大学生の高橋美悠主将は「部員を増やし、単独チームで試合に出場できるようにしたい」と目標を掲げる。
女子ラグビー部の創設に合わせて、昨年11月から工事を進めてきた人工芝の専用グラウンドと、全天候型の陸上トラック(400㍍3レーン)が完成し、7月15日にオープニングセレモニーが開かれた。ゲストで招かれたラグビー男子日本代表で、国際リーグのサンウルブズでもプレーする松橋周平選手は小泉さんの教え子だ。市立船橋高-明治大-リコーと進んだ。柏、松戸両市のラグビースクールの小学生による交流試合、高校生の関東女子代表チームによる公開試合などもあった。
麗澤ラグビー場の人工芝は、クッション材に白いチップを使用しているのが特徴。従来の黒いチップよりも、地表温度を低く抑える効果があるという。「東葛地域のラグビーの拠点にしたい」というのが小泉さんらの願いだ。