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朝日スポーツキッズ 2018年9月の1面話題
松戸市少年野球秋季大会
優勝セントラルパークス 準優勝小金原ビクトリー
県選手権ろうきん旗大会へ2チームに出場権
第43回松戸市少年軟式野球連盟秋季大会は9月16日、同市の紙敷球場で決勝があり、セントラルパークスが小金原ビクトリーを2-0で破り、8年ぶり5度目の優勝を果たした。両チームは東葛地域代表として、10月13日開幕の第34回少年野球千葉県選手権大会(ろうきん旗)に出場する。3位決定戦は、五香メッツが野菊野ファイターズを1-0で下した。
▽決勝
セントラルパークス
0020000 2
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小金原ビクトリー
両チームのエース右腕が好投。守りでも好プレーが続出し、引き締まった試合となった。
セントラルパークスは三回、鈴木陽大君と幸内秀名さんのヒットなどで1死二、三塁。スクイズ失敗で2死となったが、小村怜央君のレフト越え二塁打で2点を先制した。
「ピッチャーが頑張っていたので、先に点が欲しかった」と小村君。「手ごたえは十分。抜けた瞬間、やったと思いました」
先発の鈴木陽君は5回を投げ切り、無失点。許したヒット4本のうち3本は2死走者なしの場面で、危なげがなかった。2番手の宇田川琢磨君も2イニングで1四球だけ。見事な完封リレーだった。
鈴木陽君が笑顔で振り返る。「準決勝は調子が悪く7失点。打線に助けられたので、決勝では借りを返したかった。最高のピッチングができました」
セントラルパークスの持ち味は粘り強さだ。劣勢でも最後まであきらめない。準決勝の野菊野戦が象徴的。一時は6点差をつけられながら巻き返し、タイブレークの末に勝利した。
ろうきん旗大会は2年連続5度目の出場となる。地域予選を勝ち抜いた48代表チームが集う大舞台。重信浩二監督は「けがをしている選手が戻ってくれば万全の状態で臨める。優勝を狙います」と力を込めた。
準優勝の小金原は、強豪セントラルパークスと互角に戦った。今春就任したばかりの高橋雄太監督が「春先には0︱13で大敗した相手。子どもたちがこれほど成長するとは思いませんでした」と驚くほどだ。
高橋監督はこの夏、貴重な経験をした。元プロ野球巨人の仁志敏久さんが監督を務める「侍ジャパンU︱12」日本代表のコーチに就任し、8月に台湾・台北市であったアジア選手権に出場したのだ。
学んだことをチームに持ち帰った。「野球は楽しいよ」「いまがピークじゃないよ」「けがをしない体をつくろう」「正しい投球フォームを身につけよう」。そんな高橋監督の指導方針が浸透しつつある。
快挙!柏なわとびクラブ
世界大会で大活躍 15個のメダル獲得
柏市を練習拠点とする柏なわとびクラブ(髙直恵代表)の15選手が7月25日から31日まで上海(中国)で行われた第12回世界ロープスキッピング選手権大会に日本代表として出場し、6部門で15のメダルを獲得。柏市役所を8月23日に訪れ、秋山浩保市長に報告した。
男子団体戦・ダブルダッチシングルフリースタイルは準優勝。チームを引っ張った李大希選手(東京理科大2年)は「緊張とプレッシャーでうまくできなかった。来年行われるアジア大会では優勝したい」と今後の目標を力強く語った。
ジュニア女子個人総合で優勝の快挙を達成した桐木寧々選手(風早北部小6年)は「メダルは取れたが、自分が納得する演技ができなかった」と喜びよりも悔しさを滲ませた。
ジュニア男女団体総合で2位に入り、ダブルダッチシングルフリースタイルで優勝した礒道大吾選手(大津ケ丘中2年)は「目標にしていたメダルが取れたことはよかった」とにっこり。同じく団体に出場した日浦奈々緒選手(同中1年)は「団体はよかったが、個人ではメダルが取れなかった」と悔しそう。
同クラブの快挙の報告に秋山市長は「おめでとうございます。悔しい思いをした選手はさらに練習に励んでもらい、来年のアジア大会では『日本チーム成長したな』と思ってもらえるようがんばってください」と選手たちを激励した。
同世界大会には総勢34人が日本代表として出場。その内15人が柏なわとびクラブ所属という頼もしさ。来年のアジア大会での活躍にも期待が高まる。