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朝日スポーツキッズ 2018年11月の1面話題
2018白井陸上交流大会
100㍍走り幅跳び
笠野心結さん(小6)2種目制覇
「2018白井陸上交流大会」(白井アスレチックアカデミー主催、白井市体育協会陸上部共催、日刊スポーツ新聞社、エヌ・アイ・エヌ後援)が10月28日、同市の白井運動公園陸上競技場であった。白井、印西両市を中心に小中学生455人が出場。トラック、フィールドあわせて34種目で記録に挑んだ。
10月14日に開かれた第13回ちばキッズ陸上の小学6年女子100㍍で優勝した短距離界の新星、笠野心結さん(白井アスレチックアカデミー)が100㍍(13秒08)、走り幅跳び(4㍍05)の2種目を制覇。中学生では、10月7日にあった県新人大会1500㍍のチャンピオン、鈴木優菜さん(西の原中2年)が800㍍(2分19秒58)、1500㍍(4分43秒90)の2種目で圧勝した。
今季12秒台 驚異の成長力
小学6年女子100㍍4組。1位でフィニッシュした笠野心結さんは電光掲示板に目をやり、一瞬、悔しそうな表情を浮かべた。速報タイムは13秒08。「12秒台を狙っていました」。負けず嫌いの性格を隠そうともせずに言った。
八千代市立村上東小の6年生。幼稚園のころから群を抜いて足が速かった。5年生のときに「自分の力が知りたくて」白井アスレチックアカデミー(SAA)入り。わずか1年半で驚異的な成長をとげた。
第13回ちばキッズ陸上の小学6年女子100㍍。心結さんは予選で12秒94と初めて12秒台をマークし、ハッサン・ナワールさん(松戸五中2年)が持っていた13秒10の大会記録を大幅に更新した。
SAAの齊藤秀樹監督は心結さんのことを「活力がある」と評価する。「速くなりたい、勝ちたいというエネルギーを持っている。こういう子は教えたことがすぐに身につく」
練習は週1回、2時間だけ。「伸びしろを残して送り出したいから、追い込まない」。齊藤監督の指導方針だ。本格的に練習したらどこまで伸びるのか。心結さんの頭の中には、こんなプランが浮かんでいる。
「記録的には中学2年で12秒前半、高校卒業までには11秒台に入りたい。11秒前半まで伸ばし、オリンピックに出るのが夢です」
父恒治さん、母明子さん、中学3年の兄湧真君の4人家族。この日応援に来ていた明子さんは「心結の夢を全力で応援したい。いまは心結の夢が私の夢にもなっています」と笑った。
柏市少年野球低学年秋季大会
豊上 2年連続三冠
第27回柏市少年野球低学年秋季大会(朝日スポーツキッズなど後援)は11月3日、同市の柏ビレッジで決勝があり、豊上ジュニアーズAが柏ヤンガーズAを4-2で破り、2年連続三冠の快挙を達成した。秋季大会の優勝は記録が残っている2006年以降4度目となる。3位決定戦は、柏ボーイングJrが増尾レッドスターズAに5-4でサヨナラ勝ちした。
○…初回に1点ずつ取り合い、同点で迎えた三回裏、豊上は藤川倖生君の犠牲フライで勝ち越しに成功。さらにヒットの渡辺大輝君を二塁に置いて、荒井優聖君が左中間突破のランニング本塁打を放ち、勝利を大きく引き寄せた。
荒井君は右投げ左打ちの捕手。がっしりとした体格で肩が強く、二回の守りでは見事な送球で二盗を刺した。荒井君がいることでヤンガーズは足を使った野球ができなかった。
投げては先発の石井翔君が3回1失点。四回から救援した3年生の福井勇翔君も踏ん張り、ヤンガーズの反撃を1点に抑えた。
春季、夏季に続いて3つ目のタイトル獲得。加藤秀和監督は「走って守れる理想のチーム」と子どもたちをたたえた。「打撃は水もの。打てないときもあるが、守りと走塁にはスランプがない」という信念のもと守備、走塁練習に時間を費やしてきた。
最大目標だった9月の千葉県少年野球低学年(ロッテ旗)大会は、決勝で延長五回タイブレークの末に敗れ、惜しくも準優勝に終わった。内野フライが多かった反省から、徹底してゴロを転がす練習を積み、今大会に臨んだという。
両チームは7月8日の夏季大会決勝でも顔を合わせた。豊上が8-3と圧勝してから4カ月。ヤンガーズが左右の二枚看板、大友凱翔君と尾島怜ノ助君を中心に力をつけ、互角の戦いを演じた。
▽決 勝
柏ヤンガーズA
10010 2
1030X 4
豊上ジュニアーズA