朝日スポーツキッズ

ラグビー千葉県スクール選手権
6年生の部あびこRSが優勝

　小学生ラグビーの「2021千葉県ラグビースクール選手権」(NECグリーンロケッツ東葛など協力)が11月13、14の両日、印西市の平岡グラウンドであった。県内13スクールの約千人が参加し、1～6年の学年別に順位を競った。
　6年生の部には11チームが出場。2組に分かれてトーナメント戦を行い、Aブロックはあびこラグビースクール(我孫子)、Bブロックは京葉ラグビーフットボールクラブ(習志野)がそれぞれ優勝した。
　あびこRSは決勝で、松戸少年ラグビースクールを29―12で下した。17―5で折り返した後半、荒井小夏選手(6年)がスピードに乗った軽快なステップで松戸RSのディフェンスを振り切り、ダメ押しのトライを奪った。2歳違いの兄の影響でラグビーを始めて8年目。チームの主力に成長した荒井選手は「中学でもラグビーを続けたい。将来的には女子の日本代表になるのが目標」。そう言ってにっこり笑った。
　櫻谷勉監督は「百点満点。実力以上の力が出た」と選手たちをたたえ、こう続けた。「個性豊かで、ラグビーが好きな子ばかり。みんなの勝ちたいという思いが力になった」。敗れた松戸RSの齋藤俊介ヘッドコーチは「体力不足。3試合目でスピードが落ちた」としながらも、「強いチームと戦って学ぶことは多い」と前向きに総括した。
　全学年が参加しての選手権は2年ぶり。コロナ下の昨年度は6年生の部のみ行われ、千葉市RSと柏RSが優勝した。