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朝日スポーツキッズ 2024年1月の話題

朝日スポーツキッズが選んだ
2022ベストアスリート3

2023 ベストアスリート3

朝日スポーツキッズは、東葛地域の小中学生アスリートから年間優秀選手3人を選出し、表彰している。2023年の「ベストアスリート3」が決まった。記念のメダルを贈り、栄光の軌跡をたどるとともに夢や目標などを聞いた。



片山 瑛太さん(15) 鎌ケ谷市立第二中学校3年

片山 瑛太さん

陸上男子100㍍ 中学新記録樹立
全国中学校体育大会・国体 優勝

昨年10月、鹿児島県で開催された特別国民体育大会陸上の少年男子B100㍍決勝で、10秒54の日本中学新記録をマークして優勝。従来の記録を0秒02更新し、中学生最速ランナーの称号を手にした。
 競技歴は浅い。「足が速い方だった」のと「チームスポーツは向いていない気がして」中学入学後、陸上部に入部した。
 昨季までのベストは11秒23。今季、急成長した。7月の千葉県中学通信大会で10秒78と自己ベストを大幅に更新すると、8月の関東大会予選で10秒56の日本中学タイ記録をマーク。決勝でも10秒57と好記録を連発して優勝した。
 中学記録保持者として臨んだ同月の全国中学校体育大会(全中)は、向かい風0・4㍍、雨上がりのトラックを10秒75で駆け抜け優勝を飾った。
 全中から国体までは、ちょうど50日。この間、週6日の自主練習に加え、関東大会や全中などの動画を何度も見直した。
 「陸上が好きだから、モチベーションが下がることはありませんでした」。2年生の10月ごろからつけ始めた練習日誌は、もう3冊目。陸上にかける情熱は半端ではない。
 高校進学後、1年時に達成したい目標がある。国民スポーツ大会(国体から名称変更)少年男子B100㍍でサニブラウン・ハキーム選手が持つ10秒45の大会記録を更新し、連覇を果たすことだ。10秒45は高校1年最高記録でもある。
 日本記録保持者の山縣亮太選手にあこがれ、理想のスプリンターとしてお手本にしている。



大川 沙菜さん(15) 松戸市立第三中学校3年

大川 沙菜さん

女子U15ソフトボール日本代表
ワールドカップ 3位

昨年10月、鹿児島県で開催された特別国民体育大会陸上の少年男子B100㍍決勝で、10秒54の日本中学新記録をマークして優勝。従来の記録を0秒02更新し、中学生最速ランナーの称号を手にした。
 競技歴は浅い。「足が速い方だった」のと「チームスポーツは向いていない気がして」中学入学後、陸上部に入部した。
 昨季までのベストは11秒23。今季、急成長した。7月の千葉県中学通信大会で10秒78と自己ベストを大幅に更新すると、8月の関東大会予選で10秒56の日本中学タイ記録をマーク。決勝でも10秒57と好記録を連発して優勝した。
 中学記録保持者として臨んだ同月の全国中学校体育大会(全中)は、向かい風0・4㍍、雨上がりのトラックを10秒75で駆け抜け優勝を飾った。
 全中から国体までは、ちょうど50日。この間、週6日の自主練習に加え、関東大会や全中などの動画を何度も見直した。
 「陸上が好きだから、モチベーションが下がることはありませんでした」。2年生の10月ごろからつけ始めた練習日誌は、もう3冊目。陸上にかける情熱は半端ではない。
 高校進学後、1年時に達成したい目標がある。国民スポーツ大会(国体から名称変更)少年男子B100㍍でサニブラウン・ハキーム選手が持つ10秒45の大会記録を更新し、連覇を果たすことだ。10秒45は高校1年最高記録でもある。
 日本記録保持者の山縣亮太選手にあこがれ、理想のスプリンターとしてお手本にしている。



吉田 玲衣さん(11) 松戸市立第三中学校3年

吉田 玲衣さん

全国少年少女レスリング選手権 女子5年44㌔級 優勝

昨年7月、三重県四日市市で開催された「第40回全国少年少女レスリング選手権大会」女子の部5年生44㌔級で初優勝を飾った。姉の埜愛さん(12)も6年生40㌔級で優勝し、姉妹そろって全国制覇を達成した。
 全国デビューとなった前回大会は、4年生33㌔級で決勝に進出。0―0から判定で惜敗し、準優勝となった。「来年は絶対、優勝する」。そう誓って挑んだ大会だった。成長期に入って1年で身長が7~8㌢、体重が10㌔近く増え、前回大会から3階級上げてエントリーした。
 決勝は接戦となった。残り40秒まで2―0とリードしながら3点を奪われ、逆転を許してしまう。すぐさま反撃。得意の片足タックルから一気に2点を奪い、4―3と再逆転した。
 レスリングを始めたのは小学1年。スイミング教室からの帰りにレスリング教室の看板を見かけ、「楽しそう。やってみたい」と思った。姉妹で体験教室に参加し、2人ともレスリングの魅力にはまった。
 レスリングの経験がなかった父・愁人さん(38)は公認審判員の資格を取り、2人の成長を近くで見守ってきた。「埜愛は本番に強く、緊張しても力が出せる。玲衣は負けず嫌いで、勝ちたいという気持ちが強い」
 今月27、28日の全国少年少女選抜レスリング選手権大会に出場する。7月の選手権大会でベスト8以上の小学4~6年生が競う大会で姉妹そろって「二冠」に挑戦する。
 夢は「オリンピックに出て、お姉ちゃんと一緒に金メダルを取りたい」。本気でそう思っている。

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