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朝日スポーツキッズ 2024年8月の話題
中学総体特集
全国中学校体育大会(全中)が、新潟、富山、石川、福井の北陸4県を中心に開催される(一部の競技は終了)。地区ごとの中学校総合体育大会(中学総体)に始まり、都道府県や地方ブロック予選を勝ち抜いた選手が競う、中学生スポーツ最高峰の大会だ。夏季16競技のうち5競技で、全国舞台への切符をかけた東葛勢の熱い戦いを振り返る。
バレーボール
松 戸
男子 ①松戸一②和名ケ谷③常盤平、六実
女子 ①松戸バイオレット②六実③常盤平、小金南
男子は松戸一が連覇。女子は結成2年目のクラブチーム、松戸バイオレットが初優勝を果たした。男女の優勝、準優勝チームが県総体へ。
県総体 男子の松戸一が決勝で船橋(船橋)を2―0のストレートで破り、優勝した。和名ケ谷は1回戦で蘇我(千葉)に敗退。女子は松戸バイオレットが準々決勝で星久喜(千葉)に敗れてベスト8。六実は1回戦で大和田(八千代)に敗れた。
関東大会 松戸一が準々決勝に進出。駿台学園(東京)に敗れたが、全国大会出場を決めた。
柏
男子 ①柏二②光ケ丘③高柳、大津ケ丘
女子 ①Sky Angel②大津ケ丘③風早、柏二
男子は柏二、女子はクラブチームのSky Angelが優勝した。男子の優勝チーム、女子の優勝と準優勝チームが県総体へ。
県総体 男子の柏二は1回戦で習志野三(習志野)に敗退。女子はSky Angelが2回戦で若松(千葉)、大津ケ丘は1回戦で東金ROCK(山武)に敗れた。
葛北
男子 ①野田南部②八木③南流山
女子 ①luminous②野田南部③野田一、流山南部
男子は野田南部、女子はクラブチームのluminousが優勝し、県総体へ。
県総体 男子の野田南部は2回戦で山王(千葉)に敗退。女子のluminousも2回戦で昭和(木更津・袖ケ浦)に敗れた。
葛南
男子 ①白山②湖北台③鎌ケ谷、我孫子
女子 ①白山②我孫子③鎌ケ谷四、湖北台
男女ともに白山が優勝し、県総体へ。
県総体 男子の白山は1回戦で野田南部(葛北)、女子の白山も1回戦で若松(千葉)に敗れた。
バレー 松戸一男子が県大会三冠 全国舞台へ
県大会三冠の快挙を達成した松戸一=同校
松戸一中男子バレーボール部には、明確な目標があった。「県大会三冠」と「全国大会出場」。県総体を34年ぶりに制して一つ目の目標を達成すると、関東大会8強入りで二つ目の目標もクリアし、31年ぶりの全国大会出場を決めた。
秋の新人戦、春の選手権で頂点に立ち、同校初の県大会三冠がかかった県総体決勝。第1セットを25―20で奪った松戸一中は、第2セットも24―23から田崎舜也(3年)のブロックポイントで振り切った。
プレッシャーをはねのけての勝利。顧問の矢口周先生は「精神力の強さ」を勝因に挙げた。「2年間、技術面だけではなく、あいさつやマナーなど礼儀についても厳しく言ってきた。精神力や人としての強さが養われたと思います」
矢口先生は地元の和名ケ谷中でバレーを始めた。市立松戸高時代はインターハイと国体(現・国スポ)に2度ずつ出場。順天堂大では全日本インカレ制覇を経験した。
中学時代からずっとセッターとして活躍した矢口先生が、指導者として追求したのがコンビバレーだ。左右のアウトサイドヒッター菅野風雅(3年)と深川蒼太(3年)の強打を軸に速攻やクイックなど、コートを広く使った多彩な攻撃で得点を重ねた。
県総体制覇と全国大会出場はいずれも2度目。矢口先生は「恩師に続けたことがうれしい」と喜ぶ。恩師とは松戸一中を県総体初優勝、全国大会初出場に導いた東畑宏之先生(現・八ケ崎第二小校長)。矢口先生は和名ケ谷中で2年間、指導を受けた。
全国大会は8月22日から4日間、福井県で開催される。「31年ぶりの出場。全力で楽しんで、一中らしいバレーを展開します」と矢口先生。選手たちの精神力の強さを信じている口ぶりだった。
ソフトテニス
松戸
男子団体 ①小金南②松戸五③栗ケ沢、松戸六
女子団体 ①和名ケ谷②松戸五③河原塚、常盤平
団体は男子優勝の小金南、女子優勝の和名ケ谷が県総体へ。
県総体 男子の小金南は初戦、女子の和名ケ谷は2回戦で敗退。個人では女子の佐藤結愛・加藤杏組(松戸五)が関東大会へ。
関東大会 佐藤・加藤組は初戦の2回戦で敗れた。
柏
男子団体 ①柏②富勢③大津ケ丘、田中
女子団体 ①柏三②光ケ丘③西原、高柳
団体は男子優勝の柏、女子優勝の柏三と準優勝の光ケ丘が県総体へ。
県総体 男子の柏が準決勝で敗れてベスト4。関東大会出場校を決める順位決定戦に進んだが、富津(君津)に敗れた。女子の柏三と光ケ丘は1回戦で敗退。
ソフトテニス葛北予選 女子団体で優勝した野田東部=いずれも野田市の駒﨑興業ゴールデンスラムテニスコート
葛北
男子団体 ①流山北部②流山南部③野田南部、野田一
女子団体 ①野田東部②流山北部③木間ケ瀬、八木
団体は男子優勝の流山北部、女子優勝の野田東部と準優勝の流山北部が県総体へ。
県総体 男女3校はいずれも初戦で敗れた。
葛南
男子団体 ①久寺家②鎌ケ谷③鎌ケ谷五、湖北
女子団体 ①布佐②白山③鎌ケ谷五、久寺家
団体は男子優勝の久寺家、女子優勝の布佐が県総体へ。
県総体 男子の久寺家は2回戦、女子の布佐は1回戦で敗れた。個人では赤塚拓・小石啓太組(鎌ケ谷)が関東大会へ。
関東大会 赤塚・小石組は1回戦で敗れた。
サッカー
松戸
第1代表 ①常盤平②小金南③古ケ崎、松戸一
第2代表 ①和名ケ谷②小金③松戸五、松戸三
2ブロックのトーナメント戦の優勝校、3連覇の常盤平が第1代表、和名ケ谷が第2代表で県総体へ。
県総体 2年連続準優勝の強豪で、昨年は27年ぶりに全国大会に出場した常盤平が、2回戦で宮本(船橋)に1―3で敗退。和名ケ谷は1回戦で千種(市原)に2―3で敗れた。
サッカー柏市予選 第2代表決勝 大津ケ丘4―1逆井 後半も積極的にゴールを狙う大津ケ丘の金子惺哉=柏市のあけぼの山公園
柏
第1代表 ①田中②柏③高柳、光ケ丘
第2代表 ①大津ケ丘②逆井③柏三、松葉
2ブロックのトーナメント戦の優勝校、田中が第1代表、大津ケ丘が第2代表で県総体へ。
県総体 田中は1回戦で市川三(市川・浦安)に1―4、大津ケ丘も1回戦で打瀬(千葉)に1―2で敗れた。
葛北
①南流山、野田一③流山南部、流山北部
南流山と野田一の決勝は暑さ対策のため中止。両校優勝となった。南流山が第1代表、野田一が第2代表で県総体へ。
県総体 南流山は1回戦で幕張西(千葉)に1―4で敗退。野田一も1回戦で四街道旭(印旛)に1―4で敗れた。
葛南
①久寺家②白山③我孫子、湖北
優勝した久寺家が県総体へ。
県総体 久寺家は1回戦で蘇我(千葉)に0―3で敗れた。
軟式野球
松戸
第1代表 ①常盤平②松戸三③松戸一、六実
第2代表 ①和名ケ谷②松戸四③新松戸南、小金
2ブロックのトーナメント戦の優勝校、常盤平と和名ケ谷が県総体へ。
県総体 昨年度、県総体と関東大会をいずれも16年ぶりに制し、全国大会に出場した常盤平が決勝で東海大浦安(市川・浦安)に2―7で敗れ、準優勝で関東大会へ。1―0の五回、東海大浦安に2本の3ランなどで7点を奪われ、逆転負けした。和名ケ谷は2回戦で野田南部(葛北)に1―4で敗れた。
関東大会 常盤平は1回戦を突破したが、2回戦で東京代表の駿台学園に0―3で敗れた。
柏
第1代表 ①豊四季②酒井根③光ケ丘
第2代表 ①逆井②柏③芝浦工大柏
2ブロックのトーナメント戦の優勝校、豊四季と逆井が県総体へ。豊四季は連覇を果たした。
県総体 豊四季が準々決勝で白山(葛南)に0―4で敗れてベスト8。逆井は2回戦で幕張本郷(千葉)に5―12で敗れた。
葛北
第1代表 ①野田南部②野田一③野田北部、八木
第2代表 ①おおぐろの森②流山東部③南流山、野田二
2ブロックのトーナメント戦の優勝校、野田南部とおおぐろの森が県総体へ。
県総体 野田南部が3回戦で船橋(船橋)に延長八回タイブレークの末、3―4でサヨナラ負け。おおぐろの森は初戦で打瀬(千葉)に1―6で敗れた。
葛南
①白山②鎌ケ谷五③鎌ケ谷四、久寺家・湖北・湖北台
優勝した白山、県新人戦ベスト4の我孫子がシードで県総体へ。
県総体 白山が4強入り。準決勝で東海大浦安に0―7(六回コールド)で敗れた。我孫子は初戦で常盤平に2―6で敗退。
卓球
松戸
男子団体 ①松戸六②根木内③松戸一、常盤平
女子団体 ①常盤平②六実③和名ケ谷
男子団体は松戸六が優勝。女子は常盤平が連覇を果たした。男子は上位4校、女子は上位3校が県総体へ。
県総体 男子の根木内が3位に入り、関東大会出場を決めた。松戸一は3回戦、昨年度の県総体と関東大会を制した松戸六、常盤平はいずれも初戦の2回戦で敗退。女子は常盤平と六実が8強入り。順位決定トーナメントで敗れた。和名ケ谷は初戦で敗退。個人戦では男子シングルスで佐藤航輝(松戸六)が準優勝、小谷志温(同)が2年連続で3位に入った。女子シングルス代表決定戦で勝った左近莉緒菜(松戸六)と、山本ゆりあ(六実)の計4選手が関東大会へ。
関東大会 根木内は第1ステージで敗退。個人戦では松戸六の男女3選手が2回戦に進出したのが最高だった。
柏
男子団体 ①柏五②酒井根③逆井
女子団体 ①柏二②西原③酒井根
男子団体は柏五、女子は柏二が優勝した。男女の上位3校が県総体へ。
県総体 男子の柏五が8強入り。順位決定トーナメントで敗れ、関東大会出場を逃した。酒井根は1回戦で敗退。女子の柏二と酒井根は3回戦、西原は初戦の2回戦で敗れた。個人戦では女子ダブルスで池田・安井組(西原)が準優勝。
葛北
男子団体 ①おおたかの森②おおぐろの森③野田北部、八木
女子団体 ①おおたかの森②野田南部③東深井、おおぐろの森
団体は男女とも、おおたかの森が連覇を果たし、県総体へ。
県総体 おおたかの森の男子は3回戦、女子は初戦で敗退。個人戦では女子シングルスで藤田ひより(野田二)が3位に入り、関東大会へ。男子ダブルスでは田山・中川組(おおたかの森)が準優勝。
関東大会 女子シングルスの藤田は3回戦で敗退。
葛南
男子団体 ①鎌ケ谷三②白山③鎌ケ谷五
女子団体 ①鎌ケ谷五②白山③鎌ケ谷三
男子団体は鎌ケ谷三が優勝し、女子は鎌ケ谷五が連覇。男子は上位3校、女子は優勝校が県総体へ。
県総体 男子の鎌ケ谷三と鎌ケ谷五が8強入り。準々決勝、順位決定トーナメントで敗れ、関東大会出場を逃した。白山は3回戦で敗退。女子の鎌ケ谷五も3回戦で敗れた。
※ダブルスは関東大会では実施されない。