柏レイソル「われら太陽王」
柏レイソル「われら太陽王」

常勝軍団育ての親
ありがとう!ネルシーニョ
いよいよ今季で退任が決まっているネルシーニョ監督のラストゲームが迫ってきた。12月6日(土)、新潟のデンカビッグスワンスタジアムで行われる「アルビレックス新潟」戦だ。
2009年7月のシーズン途中、どん底にあえぐレイソルの指揮をとり、翌年J2でリーグ優勝、11年にはJ1昇格年に史上初となるJ1優勝の奇跡を成し遂げた。その後12年に天皇杯、13年にヤマザキナビスコ杯制覇とレイソルを「常勝軍団」に育て上げた。
この間、ネルシーニョ監督の掲げたスローガンは5季連続「VITORIA(ヴィトーリア)」。一貫してポルトガル語の「勝利」にこだわり、この一語に全てを賭けて選手を高みに引き上げてくれた。
今季も徐々に常勝軍団の意地を見せ、上位に食い込んできた。置き土産を残すかのようにラストゲームまでACLへの切符も望みをつないでいる。ありがとう! ネルシーニョ! 新潟へ、感謝の声援を届けよう!
最後までACLの切符へ望みを

11月22日(土)の第32節、柏レイソルはNACK5スタジアムに乗り込み、大宮アルディージャを2―1で撃破。ACL出場権獲得へ望みをつないだ。
J2降格の瀬戸際で背水の陣を引く大宮を相手に、アウェー鹿島アントラーズ戦から4連勝と調子を上げているレイソルの試合は、終始緊迫した展開に。約3週間の中断明けでも好調を維持するレイソルは前半19分、MF太田徹郎が先制ゴール。前半45分、負けられない大宮も同点に追いつくが、後半4分、FWレアンドロのクロスにFWドゥドゥが右足で勝ち越しゴールを決め、ブラジル人コンビで試合を決定づけた。
試合後、ドゥドゥは「チームにとって大事な得点を獲れたと思いますし、残り2試合も勝ち点を重ねて目標達成に貢献したい」と意欲満々。太田も「残り2試合全勝してACLの出場権を獲りたい」とACL出場へ期待が膨らむ。
今季の最終戦は12月6日(土)、新潟で15時30分キックオフ。