サッカーの2018年2月の話題
柏レイソル豆っこリーグ
フォルテ野田SC優勝
小学3年生以下の6人制サッカー大会「柏レイソル豆っこリーグ」は2月12日、柏市の日立柏サッカー場人工芝グラウンドで決勝リーグがあった。我孫子、流山、野田3市の代表9チームによる予選リーグと順位決定リーグが行われ、フォルテ野田SCが優勝した。
最初に3チームずつ3グループのリーグ戦で順位を決め、同じ順位のチームによるリーグ戦ごとに順位を決定する方式。全チームが4試合ずつ戦える。低学年チームにとっては、経験を積む意味でも貴重な大会となっている。
1位リーグは、フォルテ野田SCと流山隼少年SCが優勝を争った。流山隼が鈴木瑛翔君のロングシュートで先制し、フォルテ野田が大塚郁登君のゴールで追いつく緊迫した展開。1―1の後半、阿部昊太朗君のゴールで勝ち越したフォルテ野田が逃げ切った。
「最後まで集中力を切らさず、気持ちのこもったプレーをしてくれた」。フォルテ野田の飯塚裕司コーチは選手たちをたたえ、こう続けた。「いまは目先の結果よりも、基本を身につけることを優先している。10年後、15年後に世界で活躍できるような選手になってほしい、というのが指導者としての願いです」
大会の運営にあたった柏レイソルアカデミーの渡辺毅さんは「柏レイソルの施設でプレーすることで、レイソルがより身近な存在となり、将来、選手やサポーターになってくれたらうれしい」と話していた。
1~3位リーグの成績は次のとおり。
▽1位リーグ ①フォルテ野田SC②流山隼少年SC③湖北台クラブ(我孫子)
▽2位リーグ ①我孫子翼SC②ペガサスJFC(流山)③初石少年SC(同)
▽3位リーグ ①福田SC(野田)②布佐SC(我孫子)③梅郷SC(野田)
我孫子市少年サッカー協会長杯
布佐少年SCが市内大会初V
第24回ACFA我孫子市サッカー協会会長杯少年サッカー大会(8人制、5年生以下)の決勝が昨年12月24日、五本松運動公園で行われた。市内13チームの頂点に立ったのは布佐少年SC。試合終盤に劇的な決勝ゴールを決め、1―0で三小キッカーズを破り、悲願の初優勝を成し遂げた。
3位決定戦は、つくし野SC(A)が3―1で湖北台クラブ(A)に勝利した。
▽決勝
布佐少年SC 1-0 三小キッカーズ
決勝は、拮抗した試合が続きスコアレスで後半終盤までもつれ込んだが、布佐のFW小山和真君が三小DF2人に挟まれながらも競り勝ちゴール前に抜け出してシュート。「何も言えないくらいうれしかった」という値千金の決勝弾を決めた。
試合後、布佐少年SCの近藤泰生監督は「この年代は各チーム拮抗していて差はない。8人制での市内大会優勝は初めてだけにうれしい。持ち味のボールをキープし、つなぐサッカーができた」と子どもたちのがんばりを称えた。キャプテンの鈴木海晴君は「みんな輝いていました。優勝できてうれしかったです」と笑顔で話してくれた。新年度にチームの中心メンバーとなる5年生の成長が大いに期待される。
松戸市長杯争奪少年サッカー大会
常盤平SC3年ぶり市長杯奪取
市内24チームの頂点に
▽6年生の部決勝
常盤平 2-0 まつひだい
常盤平は、昨年末に行われた東葛地区少年サッカー大会6年生の部で23年ぶりに優勝し、勢いに乗っている。前回の市長杯は決勝でまつひだいSCに敗れただけに、6年生の集大成となる最終戦ということもあり、リベンジに燃える。一方のまつひだいも、3連覇のかかる絶対に負けられない戦いだった。
前半は、互いに攻め込むもスコアレスで試合を折り返した。後半8分、常盤平は左コーナーキックからFW内山咲太朗君が「これで優勝できると思った」という会心のヘディングで先制した。さらに試合終了3分前、神田朔優君のクロスを巧みなトラップで抜け出した古屋和希君が落ち着いてゴール左隅に流し込み、追加点を挙げ、常盤平が完封で勝利した。「ずっと自分がゴールを決めたいと思っていたのでうれしかった」と古屋君は振り返る。
試合後、常盤平の中村彰男監督は「みんなが優勝したいという気持ちを出してくれた結果だ」と有終の美を飾ったイレブンを称えた。キャプテンの神田朔優君は「相手のチームより気持ちを上に持って、激しく楽しくみんなで戦いました」と力強く話した。
常盤平はクラブチームと違いスポーツ少年団というボランタリーチーム。チームとしては土日しか練習できず、平日は個人で練習しているという。初めから上手な子が集まるチームではなく、地域の子どもたちを一から育て上げ、クラブチームにも負けないチームを目指している。常盤平の快進撃は、多くのボランタリーチームに勇気を与えた。
5年、4年の結果は次のとおり。
【5年生】
優勝=まつひだいSC(A)
準優勝=六実SC
3位=常盤平少年SC(A)
【4年生】
優勝=常盤平少年SC(A)
準優勝=まつひだいSC(A)
3位=つくしSC
第4回ACFAレディース大会
布佐プリンセス 初V
フットサルの第4回ACFAレディース大会(我孫子市サッカー協会主催、ASA湖北、ASA松戸東部後援)が1月21日、我孫子市民体育館であった。30歳以上の5人制ミニサッカー大会。我孫子同士の対戦となった決勝は、布佐プリンセスがAZALEA・FCを2―0で破り、初優勝を飾った。南流山ママが3位だった。
▽決勝(8分ハーフ)
布佐 2-0
一進一退の攻防が続いた前半7分、布佐は多田菜穂子さんの鮮やかなゴールで先制した。キックイン(スローイン)のボールを右サイドで受け、強烈なシュートを逆サイドのゴール左隅にたたき込んだ。
多田さんは中学、高校とバスケットボール部に所属した。サッカーを始めたのは大学から。卒業後は東京都内のサッカー関連団体に勤務するかたわら、埼玉県川口市を本拠地とするクラブチームで女子フットサルチームの主力選手として活躍している。
布佐の練習には参加できない。「だからこそ結果はしっかり残したい」と多田さん。決勝前の作戦会議の輪の中心には、タブレット端末を手にフォーメーションを説明する多田さんの姿があった。
後半8分には、紅林麻子さんがドリブルで持ち込み、ゴールキーパーの逆をつく技ありのゴール。ほどなく試合終了のホイッスルが鳴った。
大会には我孫子、柏、松戸、流山、印西、成田、八千代の7市から12チームが参加。4組に分かれて予選リーグを行い、1~3位グループごとの決勝トーナメントで順位を決めた。