サッカーの2018年9月の話題
東葛中学サッカー大会
常盤平中、優勝
延長PK戦制し3年ぶり2度目
第29回東葛飾地方中学校サッカー大会は8月22日、松戸運動公園陸上競技場で決勝があり、常盤平中(松戸)が延長PK戦の末、松戸三中を下し、3年ぶり2度目の東葛地区王者に輝いた。三位は久寺家中(我孫子)、六実中(松戸)だった。この大会は、夏の総体が終わり3年生も引退し新チームとなった各校が、夏の練習の成果を試す重要な大会として位置づけられる。東葛の各支部から選出された中学校20チームが参加し優勝をめざして3日間に渡り白熱した試合が繰り広げられた。
▽決勝
常盤平中1-1松戸三中
延長0-0
PK 3-1
決勝は3試合無失点で守備の光る常盤平中と、3試合17得点の力を発揮する松戸三中との松戸勢対決に。
試合は1―1のまま延長戦に突入。ともにチャンスを生かせず、PK戦に突入した。「絶対に勝つ、絶対にPKを止める」と気合いを入れたと言う常盤平中GKのキャプテン高松大知君が強い気持ちでゴールを阻止。3―1でPK戦を制した。
試合後、常盤平中安藤祐記監督は「PK戦には自信があった。選手たちは試合前の指示どおりしっかりやってくれた」と選手をたたえた。
朝日スポーツキッズ杯 東葛U―14サッカー大会
FCトリプレッタ(東京)が優勝
総得点僅差でTOR準優勝
第16回朝日スポーツキッズ杯東葛U―14サッカー大会(朝日スポーツキッズ主催、東葛クラブユース委員会共催)は8月21~23日、日立柏サッカー場などで開かれ、東葛近隣の強豪27チームが参戦、招待チームのFCトリプレッタ(東京)が優勝した。
試合はまず予選9リーグに分かれ、各3チームが総当りで対決、順位を決定する。最終日、柏レイソルTOR'82と、FCトリプレッタ、上州高崎FC(群馬)の3チームが上位に進出し、優勝目指し激突した。
1試合目のレイソルTOR対上州高崎戦は5―0でTORが圧勝。2試合目はトリプレッタが上州高崎に6―1で勝利。
実質優勝決定戦となった3試合目のレイソルTOR対トリプレッタ戦は前半10分、トリプレッタが若林春希君の鮮やかな左足シュートが決まり先制。TORも巧みなパス回しでビルドアップし、反撃開始するもトリプレッタがCKのチャンスに大島立琥君のゴールで追加点を挙げた。
地元の意地を見せたいTORは同14分、宮脇凜乙君のゴールで1点を返し、試合終了間際には植木笙悟君がドリブルでエリア内に切り込み、相手のファウルを誘いPKを獲得した。それをキッカーの植木君が左隅に落ち着いて決め、ドローに持ち込み終了のホイッスルが鳴った。白熱した闘いで勝点、得失点差ともに並んだが、総得点でトリプレッタが優勝。TORはわずか1点差に泣いた。
試合後、TOR清水亮監督は「緊張感のある良いゲームを経験できたことは良かった。優勝を決定する大事なゲームだからこそ自分を前に出して、勝ちきって欲しかった」と試合を振り返り「U―15までに成長させ、戦える状態にしていきたい」と話した。キャプテンの神宮寺圭汰君は「勝ちきれなかったのは悔しい」と唇を噛んだ。