サッカーの2020年1月号の話題
サッカー東葛地区少年大会
柏レイソルTOR全制覇
東葛地区少年サッカー大会は12月21日、柏市の日立柏総合グラウンドで4~6年生の決勝があり、3学年いずれも柏レイソルA・A・(アライアンスアカデミー)TOR(トーア),82が優勝した。同クラブは3年生も12月8日の決勝で優勝を決めていて、全学年制覇を果たした。
学年別に「東葛一」の座を競う大会。フィナーレを飾る6年生の決勝は、柏レイソルTORがカナリーニョFC(柏市)を1‐0で下し、53チームの頂点に立った。
▽6年生決勝
柏レイソルTOR 1-0 カナリーニョ
11人制、20分ハーフの試合。昨年の5年生大会を制している柏レイソルTORが、押し気味に試合を進めながらもカナリーニョの堅守を崩せず、0-0で前半を終了した。
「なんとなく攻めていったら点は取れない。ボールを早いテンポで動かし、サイドから崩していこう」
大塚信行監督は5分間のハーフタイムで、後半の戦い方を明確に示して共有し、選手たちをピッチへと送り出した。
36分(後半16分)、ついに均衡が破れた。MF飯島歩君が左サイドをドリブルで突破し、折り返したボールをFW小泉ハーディ君が右足で合わせてネットに突き刺した。
小泉君は「歩君ならいいクロスを入れてくる」と思っていた。飯島君は「ハーディ君なら決めてくれる」と信じていた。互いの「信頼感」から生まれた決勝ゴールだった。
大塚監督は「ハーフタイムに確認し合った通りの展開。あきらめずに、根気強く戦ってくれた」と選手をたたえ、こう続けた。「個性が強い子たちで、ぶつかり合うこともあったが、最後にチームとして一つにまとまった」
布佐カップフットサル大会
大人から子どもまで181チームが参加
小学生・中学年の部 FCアミスターA準優勝
我孫子市の布佐少年サッカークラブ(現在はAF United)が、フットサルで基本を身に着けようと近隣のチームに呼びかけて始めた「布佐カップ」。21回目の今回は小学生のほか、シニアや女子の部門に総勢181チームが参加。
昨年11月に予選リーグがスタートし、高・中・低の3つのカテゴリーに分かれた小学生部門には147チームが参加。決勝トーナメントは1月5日、同市新木野にある気象台記念公園で行われた。エリア内のチームは中学年の部でFCアミスターA(我孫子市)と、低学年の部で新松戸SC・Aが準優勝した。
FCアミスターと横浜市のTDFCが対戦した中学年の決勝は、予選リーグでの同カードを0―6で敗れたアミスターがリベンジに燃え、前線からプレッシャーをかけ、TDFCに試合の主導権を握らせず健闘するも後半、疲れが見えたところで2失点。相手ゴールを奪えず、惜しくも0―2で敗退した。
試合をするごとにチームが一つになってきたと話すアミスターの畑山哉翔キャプテンは「守備の部分で、マークのチェックや声出しが足らなかった」と悔しさをにじませた。アミスターのヘッドコーチ小久保栄治さんは「最初の試合は良くなかったが、試合をこなすごとに良くなってきた。さらに成長できるように取り組んでいきたい」と今後のレベルアップへ意欲満々だ。
主催したAFUの森典朗大会会長は「布佐の街をたくさん知ってもらいたいと始まった大会です。大会を祭りとして楽しんでもらえればうれしい」とキッチンカーの出店など、布佐まちづくり実行委員会との共催でサッカーの街をアピールした。
主な結果は次の通り。
【低学年】①フォルマーレA(市川市)②新松戸SC・A③つくし野SC・B(我孫子市)、我孫子翼SC
【中学年】①TDFC(横浜市)②FCアミスターA③我孫子翼A、まどかJFCレッド(白井市)
【高学年】①フォルマーレA②F.S.オーガ(市川市)③TTT―FA(千葉市)、つくし野SCレッド
【女子の部】①グリーンウェイ②布佐プリンセス③entrometida、隼ちゃん
【シニア50の部】①我孫子隼②FCドリーム③南流山SC
【シニア40の部】①Mad Dog②隼くん③クレストSC、AFU