サッカーの2020年12月号の話題
我孫子市長杯争奪大会
激戦制し、湖北台連覇達成 決勝、昨年と同じ顔ぶれ
「第32回(2020年度)我孫子市長杯争奪少年サッカー大会」(我孫子市サッカー協会主催・同四種委員会主管)の決勝が11月23日、我孫子市五本松運動広場であった。昨年と同じ顔ぶれで激戦の結果、湖北台クラブが1―0で翼SCを破って2連覇した。3位決定戦では高野山SSSが5―1でつくし野SCを下した。
6年生主体の11人制サッカーで、市内の少年チーム全9チームが参加し、10月18日からトーナメントで争った。決勝には初戦で我孫子隼SC、準決勝で高野山にそれぞれ2―0で勝った湖北台、初戦でAFUを1―0、準決勝でつくし野を3―1で破った翼が駒を進めた。
両者は昨年の決勝でも戦い、湖北台が1―0で勝っている。試合は立ち上がりから両者闘志あふれるプレーの激戦となった。湖北台の佐藤開斗選手のシュートがクロスバーをたたいたり、翼の大串壮一朗選手がドリブルでゴールに突進したりの緊迫した展開だった。
前半16分に均衡が破れた。湖北台の左コーナーキックからゴール前にこぼれたボールを山口翔叶選手が右足で蹴り込んだ。「敵味方の選手でゴールが見えなかったけど、思いっきり蹴った」と山口選手。
翼のボランチ・宮﨑惟緒選手の自在なパスワークから小野馳斗選手が右サイドを駆け上がるなど、後半も激しい攻防が続いたが、湖北台が翼の攻撃をしのぎ、勝利をものにした。湖北台の松下成主将は「立ち上がりはみんなあわてたが、点が取れてリズムに乗れたのがよかった」と話した。