サッカーの2022年4月号の話題
サッカー松戸市春季6年生の部
FCトリムが優勝
松戸市春季サッカー大会は4月9日、同市の主水サッカー場で6年生の部の決勝があり、FCトリムジュニアが新松戸SC(A)を3―2で破って優勝した。
8組に分かれて1次リーグの総当たり戦を行い、各組1位が決勝トーナメントに進んだ。3位は、まつひだいSC(A)だった。
▽決勝
FCトリム 3-2 新松戸A
⚽…FCトリムが前半に挙げた3点を守りきり、27チームの頂点に立った。
開始4分、主将の原川千和がドリブルでペナルティーエリア内に持ち込み、GKの動きをよく見て先制のゴール。4分後、左サイドの田波翼空が相手ディフェンスの裏へ出したパスにオツコロ海桜が反応して追加点。17分には、2点目をアシストした田波がミドルシュートをたたき込んだ。
FCトリムは1次リーグの2試合で計35得点、失点0。決勝トーナメント準決勝も7―0で圧勝した。宮沢達二監督は「攻守のバランスがとれたチーム。守りが堅く、点も取れる」と評価する。決勝のピッチへ向かう選手たちには「ボールを大事につなごう」と声をかけた。
一方的な試合になるかと思われたが、後半にはいって新松戸が反撃。26分に大鷲奏人、39分に杉山翔空がゴールを決め、1点差に詰め寄る粘りをみせた。
FCトリムは今年度、10チームで構成する県U―12トップリーグで強豪相手に戦う。選手たちの意識は高く、勝つだけではなく、勝ち方にもこだわる。原川主将は「無失点で勝ちたかった。ミスからの失点。改善したい」と悔しさをにじませた。
サッカー流山・卒業生大会
翼エスペランサ 有終の美
流山市少年サッカー連盟卒業生大会は3月20日、同市流山スポーツフィールドで決勝があり、翼エスペランサが初石少年SCを6―1で下し、優勝した。3位はペガサスJFCだった。
▽決勝
翼 6-1 初石
⚽…これまでチームをけん引してきた翼のキャプテンがこの日、急きょ欠場。DF横山公がキャプテン代理を務め、大会に臨んだ。
試合開始早々、翼のMF伊藤健斗が先制点を挙げ、DF横山が初石の猛攻をはね返すと、勢いづいた翼は初石を3―0と引き離した。
後半、初石が相手DFの裏を突き1点を返すも、翼は連係のさえを見せ2点を加え、FW伊豆美大基がダメ押しの6点目を叩き込み、試合を締めくくった。
翼の赤尾一臣コーチは「キャプテン欠場の中、一人ひとりがよくやってくれた。チーム全員がここまで成長してくれてうれしい」と選手たちに感謝した。
キャプテンを務めた横山は「優勝できたのはコーチと家族と仲間たちのおかげです。この思い出を忘れず、中学校でもがんばります」と決意を新たにした。
サッカー柏・高柳カップ
思い出を胸に卒団試合
卒団記念大会高柳カップが3月13日、高柳FC柏グラウンドで行われ、高柳FC柏、柏SSS、FORZA!沼南、FCLIEN柏の4チームが参加し、リーグ戦で頂点を目指した。
各チームの6年生がこれまでの練習の成果を発揮。2勝1分で高柳と柏SSSが並んだが、得失点差で高柳が優勝した。
主宰した高柳FC柏の荒木寿洋代表は「この学年は4年の終わりから新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、林間学校や修学旅行が思うようにできなかった世代。よい思い出を胸に卒団して欲しかった」と話した。
試合の合間には、チーム代表者によるリフティング大会や、PK大会も行われ、最後の思い出に笑顔満開だ。荒木代表は「よい思いを胸に中学校でもサッカーを続けて欲しい」と激励した。
好評!朝日新聞サッカースクール
元日本代表・北澤さん楽しさ伝授
「朝日新聞&北澤豪ジュニアサッカースクール」(朝日新聞社、千葉北部朝日会主催)が3月27日、柏市藤ケ谷のKAORU FÙT BOL PARKであった。今回も300人超の応募があり、抽選で選ばれた小学1年〜4年の100人が参加。元日本代表で日本サッカー協会理事の北澤豪さんとコーチ4人による指導でサッカーを楽しんだ。
北澤さんは開会の挨拶で保護者を前に「ワールドカップアジア予選を日本代表チームが突破したことが、子ども達の喜びとなり、夢となり、その達成の一歩に今日のスクールを役立てて欲しい」と話し、スクールを開始。子どもたちの心に響く楽しいトークと優しい実技指導で子どもたちは元気いっぱい、目を輝かせてボールを追いかけていた。
松戸市の岡田優翔君(小学4年)は「試合形式の練習がめちゃくちゃ楽しかったです」とにっこり。父親の大介さんは「北澤コーチが子どもと積極的にかかわってくれたので、よい経験になった」と大喜び。