サッカーの2022年8月号の話題
朝日スポーツキッズ杯東葛U―14
柏レイソルTORが優勝
第18回朝日スポーツキッズ杯東葛U―14サッカー大会(朝日れすか主催、東葛クラブユース委員会共催)は8月25日、柏市のあけぼの山農業公園で順位決定戦の1~3位リーグがあり、柏レイソルA.A.TOR'82(柏市)が2勝0敗、勝ち点6で18年ぶり3度目の優勝を果たした。2位はヴェルディS.S.レスチ(市川市)、3位はトリプレッタSC(松戸市)だった。
⚽…TORが1次予選から1~3位リーグまでの6試合に全勝し、2004年の第2回大会以来の栄冠を手にした。6試合通算で16得点、失点2。J1柏レイソルのアカデミー(育成組織)らしく、「いい守備から、いい攻撃へ」という意識が徹底していた。
1~3位リーグの第1試合、トリプレッタ戦で前半に失点。追いかける展開になったが、主将のDF宮山昂大は「0―1で負けている局面を想定した練習をしているので、あせりはなかった」という。後半、DF小松崎暁臣とFW図師海聖のゴールで逆転勝ちした。
優勝がかかったヴェルディ・レスチ戦は、前半6分にMF米津一蹴のゴールで先制。序盤で主導権を握った。後半16分には、図師が今大会4点目のゴールを決めた。「前線での守備がはまり、いい攻撃につながった」と宮山主将。会心の勝利に白い歯がこぼれた。
指揮を執った渋澤一郎代表は「サッカーが大好きな子ばかり」と話し、こう続けた。「吸収が早いし、サッカーの本質を考えられるチーム。クオリティーを高め、上でも通用する選手になってほしい」
大会には、中学2年生以下で編成した27チームが参加した。新型コロナの影響で中止が続き、開催は3年ぶり。8月23~25の3日間で各チーム6試合ずつ、計81試合が行われた。